内容説明
ある日父が寺を開くと言い出した。反発する隆は、僧侶は継がないと家を飛び出すが―。少年が抱く父への複雑な思いと将来の不安を細やかに描いた「光の国へ」。児童相談所で交錯する、少年たちの苦悩と現実を捉えた「ある夕べ」など、若かりし日の繊細な心情を静かな筆致で綴った珠玉の短編集。
著者等紹介
橋本信行[ハシモトノブユキ]
1938年生。名古屋大学文学部中退。同朋大学別科修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。