内容説明
執権として北条家が権力を握っていた鎌倉時代。勢力争いや政略結婚、後継者問題に巻き込まれていく女性たちの、事件に遭い、身内を失いながらもしたたかに生きる姿を描く。北条家の母として、妻として、娘として、激動の鎌倉時代を生きた女性たちの物語。
目次
北条義時と甲斐源氏一条忠頼の娘安倍殿との結婚
政子の懐妊と焼きもち
一一八四年六月頼朝、義時の岳父(安倍殿の父)一条忠頼を殺害。泰時の母安倍殿離婚
安倍殿の決断
義経の死
頼朝の死
源家御家人の粛清がはじまる。梶原景時一族の滅亡・比企一族の滅亡。畠山重忠の死亡
一二一三年和田の変
三寅鎌倉へ、政子の尼将軍、九条頼経(三寅)将軍宣下、北条義時二代執権
義時死亡〔ほか〕