内容説明
適切な診断、治療をしているのにどこか不満そうに帰っていく…。異常が見つからないのに「私、風邪なんです」と譲らない…。何度も生活指導をしても一向に聞いてくれない…。「3分間診療」のなかで患者の「健康」を取り戻す方法とは?
目次
第1章 あなたが患者とうまくいかない理由(診療時間の“もやもや”はどこから?;“源泉のふたが開く”瞬間はこんなとき ほか)
第2章 あなたの病院にも必ず来る「病気になりたい人たち」(誰でも「自分を見てほしい」気持ちがある―自己重要感とは?;「病気になること」は自己重要感を満たす手段? ほか)
第3章 なぜ「病気になりたい人たち」が生まれるのか?あなたの患者が抱える本当の問題(「自分は存在していい」という感覚―自己肯定感とは?;疾病利得を求める背景に自己肯定感の低さがある ほか)
第4章 視点を変えれば実践できる。3分間診療の中で行う、患者が“病気”を手放すためのサポート(“通院を繰り返してしまう人”に対して医療従事者ができること;3分診療でもできることはある ほか)
著者等紹介
大場啓一郎[オオバケイイチロウ]
医学博士。大場内科クリニック院長。福島県出身。2006年昭和大学医学部卒業。昭和大学藤が丘病院、昭和大学横浜市北部病院において放射線科および内科の研鑽を積むと同時に、薬理学の研究にも携わる。2014年大場内科クリニック開設。“対話重視型”の診療をモットーに、1日100人以上の患者に対応。「3分間診療」の中で患者の満足度を高める独自のメソッドをあみ出し、多くの患者から信頼を得ている。2019年、子どもの豊かな自己肯定感をはぐくむ環境をつくるため、リーフキッズ保育園相模原を開園し、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。