内容説明
1968年の刊行以来、世界各国で翻訳されている『最後のユニコーン』。ファンタジーの思想的な特質を巧みな手法で表現している作品として、学術研究の対象としても注目されている。本書では、そのアニメ版の制作に使用された絵コンテ、シナリオ、シノプシス約270点を初公開。作品の真価を余すところなく解説した決定版。
目次
1 アニメThe Last Unicorn―新資料の発見と新しい考察軸(原作The Last Unicornの再評価の機運―アニメ、ゲーム等のサブカルチャー文化の影響;サブカルチャー文化の背景と『最後のユニコーン』の全一主義的思想;シノプシスと絵コンテとシンクロニシティ;絵コンテと日本語訳シナリオのト書き)
2 シノプシス
3 絵コンテ
4 シナリオ
著者等紹介
黒田誠[クロダマコト]
和洋女子大学でアニメ、ゲーム、ファンタシー文学等サブカルチャーを教授中。ピーター・S・ビーグルを長年にわたって研究し、紹介に努めて来た。ブログ「Fantasy as Antifantasy」にて研究資料を公開中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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