明治を創った男―西園寺公望が生きた時代

電子版価格
¥1,056
  • 電子版あり

明治を創った男―西園寺公望が生きた時代

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 127p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344921337
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

穏やかな気候で知られる、静岡県・興津にたたずむ「坐漁荘」。この地で晩年を過ごし、最期の日を迎えた西園寺公望は、日本が西欧列強に肩を並べようと全速力で駆け抜けた明治という時代から、内閣総理大臣、パリ講和会議の全権大使など政府の要職を歴任。国の中枢で活躍した大政治家としてその名が知られる。民を思い、国を憂えた「最後の元老」は、いかにしてその生涯を閉じたのか。「坐漁荘」での西園寺を支えた女中頭、漆葉綾子との交流を軸に、知られざる素顔に迫る。

目次

第1章 この国を
第2章 西園寺家へ
第3章 女中頭
第4章 憧れのパリ
第5章 フランスの親友
第6章 西農園
第7章 国の宝
第8章 二・二六事件
第9章 孤舟
第10章 近衛文麿

著者等紹介

小泉達生[コイズミタツオ]
1958年、清水市(現静岡市清水区)興津生まれ。静岡県立清水東高等学校、茨城大学人文学部卒業。松下電工株式会社(現パナソニック)に入社後、教育界に転身して小学校教員として35年間勤める。NPO法人の理事としてユネスコ世界の記憶「朝鮮通信使」の顕彰のため、通信使行列や劇脚本、作詞などにも関わる。常葉大学教育学部の非常勤講師を14年間務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みさと

1
西園寺公望が臨終の際に自らの人生を振り返った、という小説。フランス留学時代に出会った親友クレマンソーと語り合った国際協調と世界平和。その夢を実現させるために、共に日仏の全権代表として臨んだパリ講和会議であったが、帝国主義のはびこる現実に理想は破れていく。国内にあっても、国際協調を主張し続ける西園寺に対しては、軍国主義の高まりとともに暗殺の危険が。静岡県興津に構えた質素な別荘に住み、地元の人たちから町の殿様と慕われた晩年。その人柄が偲ばれる好小説、幕末生まれの西園寺が現代語で話をする不自然さを除いては。 2019/07/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13667285
  • ご注意事項

最近チェックした商品