内容説明
病床が足りず、退院後の行き場がない患者が急増―病院中心の医療は限界に達している。全国に先駆けて在宅医療の複合施設を作り上げた救急医が語る新たな医療のかたち。
目次
第1章 在宅医療と救急医療(確立された救急医療体制;救急医療の歴史 ほか)
第2章 在宅医療の世界(現代人の「最期」のかたち;キューブラー=ロスの言説 ほか)
第3章 医療の裾野の拡大(病院内と病院外の障壁と連携;障壁を越えた病院内外連携 ほか)
第4章 在宅医療を選んだ人の物語(住み慣れた地域で生きるとは;事例1 写真集の発刊に希望を燃やした食道がん末期の笹尾佳夫氏 ほか)
第5章 今を生きる(救急医療の発達と同時並行で増大した介護ニーズ;介護は本来、医療/看護から分離した機能 ほか)
著者等紹介
山本五十年[ヤマモトイソトシ]
医師、湘南メディケアグループ代表、医療法人救友会理事長、東海大学医学部客員准教授。1950年、兵庫県養父郡の医家に生まれる。鹿児島大学医学部卒業後、大阪大学病院特殊救急部、国立東静病院外科、鹿児島大学病院救急部、名古屋大学病院救急部および高気圧治療部、東海大学病院高度救命救急センターなどで、救命救急医療に従事。東海大学病院救命救急科の診療科長を務めていた2006年ごろ、在宅医療の重要性に気づき、2009年に医療、介護、暮らしを複合した「湘南メディケア真田センター」を開設。2019年4月現在、総合外来診療と在宅訪問診療を実施する「湘南真田クリニック」「SMC訪問看護ステーションさなだ」などの8つの事業所を展開。在宅医療・療養支援のロールモデルとして、全国の医療関係団体や事業所から注目を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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