内容説明
新潟県の西端、糸魚川市街を見下ろす丘の上で、ふと足を休めた旅人に語りかけた一人の老婆がいた。老婆は奴奈川姫の乳母と名乗り、青玉の産地として知られたがために出雲の侵略を受けながらも奴奈川の郷の民を慈しみ、果ては諏訪湖畔にまでその名を知られた、奴奈川姫の数奇な運命と慈愛の物語を語り始める。
著者等紹介
久保田秀樹[クボタヒデキ]
1954年新潟県糸魚川市に生まれる。東洋大学文学部卒業。1981年から2015年まで埼玉県県立高校英語科教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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