幻冬舎ルネッサンス新書<br> 原発都市―歪められた都市開発の未来

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幻冬舎ルネッサンス新書
原発都市―歪められた都市開発の未来

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  • サイズ 新書判/ページ数 177p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344918900
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0236

内容説明

日本の原子力開発はじまりの地・茨城県東海村。開発の集中した東海村の都市開発には、あまりに歪められた驚くべき真相があった。本書は、原発都市開発こそが未曾有の福島第一原発事故被害につながったことを解明するとともに、3.11後に始まった自治体主体の廃炉への動きや、先を行くドイツ、イギリスの取り組みを紹介し、原発依存からの脱却と原発立地地域の自立を展望する。

目次

第1章 3・11被災地―浪江町の場合
第2章 東海村の原子力開発
第3章 東海村の都市開発の現実
第4章 原発誘致と地域社会の変容
第5章 ドイツ・ルブミンの地域再生
第6章 イギリスと日本、原発立地地域への支援
第7章 原発立地地域の再生へ

著者等紹介

乾康代[イヌイヤスヨ]
茨城大学教育学部教授。専門は都市計画、住環境計画。茨城県住生活基本計画改定委員会の委員などを歴任している。大阪大学文学部哲学科卒業。ドイツ系企業勤務の後、大阪工業大学工学部建築学科卒業、大阪市立大学大学院にて博士(学術)取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ゆきまさくん

1
都市計画、住環境計画の専門家・乾康代教授による書。東海村の原子力開発が進むことで、都市開発が進んだ東海村。それは産業構造の変容など地域社会の構造が変わっていくことである。そして原発の誘致によって、周辺開発規制がないままに都市化が進む「東海村モデル」が全国に広まったと筆者は批判的だ。ひとつの見方として、そういった意見もあるだろう。過去のエネルギー転換政策を引用しながら原発立地地域の今後のあるべき姿に言及しているが、まさしくその通りだと思う。2018/12/03

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