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京都の訪問診療所 おせっかい日誌

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  • サイズ B6判/ページ数 260p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344918405
  • NDC分類 498
  • Cコード C0095

内容説明

開院して33年、手探りではじめた取り組みが花開いた。「住み慣れた家で暮らしたい」。「家族と一緒に生活がしたい」。患者の最期の願いに応える医療を模索してきた、医師と看護師たちの奮闘録。

目次

1章 診療所に通えない患者もいる―「来てもらう」ではなく、「おじゃまします」からはじまる診療(独居のおじいちゃんは「心が痛い」;町の小さな診療所からのスタート ほか)
2章 「自分の家で最期を迎えたい」―患者の願いに寄り添うのが在宅医療の使命だと知る(恩返しをしたいという娘さんの思いのもとで;在宅医療は、病院の非日常から日常へ ほか)
3章 患者の思いを大切に―住み慣れた家で過ごすための「緩和ケア」(世間話のように問診も済ませる;疼痛緩和の難しさを思い知る ほか)
4章 最期まで悔いが残らないように―患者だけでなく家族との対話を大切にした在宅での「看取り」(先輩医師のもとを訪問;最新の機器で負担を軽減しつつ先へと進む ほか)
5章 在宅医療に必要なのは私生活にまで踏み込む力―地域で一番「おせっかい」な診療所が患者と家族の想いを叶える(京都の下町の暮らしのなかで;おせっかいが在宅医療の基本 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

OHモリ

17
「エンド・オブ・ライフ | 佐々 涼子」が読みごたえがある7ドキュメンタリーで面白かったので、その舞台となった診療所が編集したもっとリアルな本を読んでみた。図書館蔵書にはなかったので自腹で購入。うちに来る研修医や学生実習性に読んでもらってもいいしね。 〇自宅で診療するからこそ、患者の生活ぶり、家族との関係、性格、さらには彼らが歩んできた軌跡までが垣間見られる。そのことと病は無縁ではなく、そうした患者や患者家族とのつながりが・・・そうした患者の背景を知らないと在宅医療は成り立たないのである。→その通り!! 2022/02/16

たなぼた

1
『エンド オブ ライフ』本屋大賞ノンフィクション部門のモデルとなった診療所のお話。合わせて読んで欲しい一冊。エンドオブライフに出てきた患者さんのお話もありましたら、終末期医療、在宅医療について深く考えさせられる。おせっかいは、コミニケーションの始まりであり、深く患者さんと関わる、この診療所のスタイル!こんな診療所が近くにあれば良いなあと思う。2021/02/05

まーさ

1
「おせっかい」にも試行錯誤する。やってみて本当に良かったのかどうかは、やってみないとわからないことでもある。でもできることは精一杯やってみようというプロの心意気を受け取ることができました。2020/05/15

Woody

0
診療所の出来事を詳しく述べられていて参考になる内容。再読してみたい。32018/11/02

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