医療難民を救う「在宅型医療病床」

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344917767
  • NDC分類 498
  • Cコード C0095

内容説明

在宅介護の限界、消えていく病院のベッド。病床をシェアするという新発想で医療難民を救う!病院でも介護施設でもない疲弊する地域医療への処方箋。

目次

第1章 崩壊への一途をたどる日本の社会保障制度(高齢者が増え続け、現役世代が減り続ける高齢化大国・日本;このままでは医療制度は維持できない ほか)
第2章 2025年には800万人が後期高齢者―急増する医療難民(入院日数を減らし、病床のコストを抑制する;病床数の削減で医療が必要な患者の「受け皿」が足りない ほか)
第3章 “病床のシェア”で地域の医療ニーズに応える「在宅型医療病床」とは(在宅療養と入院医療のよさを組み合わせる;生命科学の研究者から事業家に転身 ほか)
第4章 病院でも、介護施設でもない新たな選択―「在宅型医療病床」がもたらした病床での豊かさ(最初は不信感、今は最後の砦となる;エピソード1 見送る家族のないたった一人の旅立ちに寄り添う ほか)
第5章 民間ビジネスの力が日本の医療を変える(社会保障財源はもう無駄遣いできない;機能分化を進めて医療資源を「断捨離」する ほか)

著者等紹介

柴原慶一[シバハラケイイチ]
医師・医学博士。名古屋生まれ。京都大学医学部大学院(分子生物学専攻)。研究テーマは遺伝情報の複製機構の解明。2010年に研究室を閉鎖。以降、事業家の道を歩む。地域医療再生をテーマに掲げ岩手県に移住。公的病床の福祉への再活用、東日本大震災復興支援、社会福祉法人設立、民間医療法人MA・再生などを経て、2012年株式会社アンビス設立。以降、在宅型医療病床(医心館)事業を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zoe

19
増大する医療費。医療スタッフの偏在と疲弊。ますます立ち行かなくなる地方の病院。そして行き場を失う患者。支えきれない家族。計画はなかなか信用されず、病院の赤字も働き方改革も、自ら企業経営という形で、答えの形を一つ見せて下さっている。2019/02/16

てぬてぬ

3
医師を常駐させずアウトソーシングするという発想が目から鱗でした。 公立病院は医師不足を解消ー病院設備を地域でシェアリング/ 開業医は高額な設備を使用可能/ 患者は複数の病院を回る負担(重複検査や重複投薬)を軽減/ 慢性期、終末期のケアに特化した在宅型医療病床に医療資源を集約させる。以前救急医の不足の解消のため諸外国では急性期病棟を集約し、慢性期と完全に分けていると聞いた時もなるほどと思ったけれど、この棲み分けは看取る側からしてもすごく理に適ってるんだな。 抗pd1抗体発見者の一人っていうのはびっくりした笑2018/12/11

アルミの鉄鍋

1
★4 なかなか面白かった。そうか、リソースの分配を上手くすれば、病院も上手く守る。今の医療施設は医者も看護師も過剰に平等に処置やサービスを受けさせようとするから、限界があるわけで、ちゃんと患者一人一人に合わせた形で医療サービスを変えていくという考え。米国みたいに医者よりの看護師(簡単な処置は行い 難しいのは医者から電話テレビで指示)みたいな職種出来てもいいんちゃうかな思った。2019/05/28

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