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内容説明
なぜ私は私なのか。誰しもが一度ならず、このようなことを考えたことがあるだろう。この形而上学的問いは、「“私”の問題」、「意識の超難問」など、様々な呼ばれ方をしている。本書は問題の答えが記載された問題集ではない。この問題に挑んだ様々な哲学者たちの考えを噛み砕いて説明しながら、答えのない問題の“歩き方”を教えてくれる指南書である。
目次
第1章 「私」の唯一性(絶対的一人称性)を意識するとき
第2章 “この私”とは何を意味しているのか
第3章 “この私”であることの唯一無二性(絶対的一人称性)の謎
第4章 “私”の「謎」をどう考えたらいいのか
第5章 クオリアの「絶対的一人称」性に謎を解くカギがある
第6章 “私”論の意義と課題
著者等紹介
鈴木敏昭[スズキトシアキ]
1950年東京生まれ。77年横浜国立大学教育学部卒業後、80年に京都大学大学院教育学研究科(修士課程)修了。85年に京都大学大学院教育学研究科(博士課程)単位取得満期退学。その後、四国女子大学家政学部助教授などを経て、96年より四国大学生活科学部教授。専門分野は心理学。日本心理学会、日本発達心理学会、教育心理学会、日本社会心理学会所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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