内容説明
終戦の年に生まれ、三重県の貧しい家庭で育った小谷野国松。経済的理由から高校進学をあきらめざるを得ないと思っていたが、一人の愛情あふれる女教師のおかげで、進学の道が開かれる。だが彼は高校で手痛い失恋をし、それを引きずったせいで大学受験にも失敗。それでも新聞専売所ですばらしい仲間と出会い、大学に入って教師を目指す。晴れて高校教師になった国松。しかし様々な試練が襲い…。誠意と情熱をもって困難に当たり、学校を改革してゆく。人生の荒波にもまれた一人の教師を描いた一代記。
著者等紹介
奥村豊[オクムラユタカ]
1945年8月三重県生まれ。三重県立松阪高校卒業。東京都内の毎日新聞駒沢専売所で働きながら駒澤大学文学部地理学科卒業。1972年4月千葉県立高校教員(社会科)。1992年4月千葉県育英会館学生寮寮長。1995年4月千葉県立高校教頭。2002年4月千葉県立高校校長。2006年3月定年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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