内容説明
天地創造からはじまる、日本の神話、大昔の日本人がどんなふうに考え、感じていたのかを、おおらかに伝えるものがたり。読み聞かせにふさわしく語りなおした、小学校低学年からはひとりでも読める、『古事記』ものがたり。小学校低・中学年~。
著者等紹介
竹中淑子[タケナカヨシコ]
(財)東京子ども図書館(71~93年)を経て、94年、根岸貴子氏とともに子どもの本研究所を設立。現在、白百合女子大学、中央大学非常勤講師
根岸貴子[ネギシタカコ]
調布市立図書館(69~71年)、(財)東京子ども図書館(71~93年)を経て、94年、竹中淑子氏とともに子どもの本研究所を設立
スズキコージ[スズキコージ]
鈴木康司。1948年静岡県生まれ。絵本や挿画のほか、イラストレーターとしてポスター・壁画・舞台美術などでも活躍。絵本『エンソくんきしゃにのる』(福音館書店)で小学館絵画賞、『ガラスめだまときんのつののやぎ』(福音館書店)と『やまのディスコ』(架空社)で絵本にっぽん賞、『おばけドライブ』(ビリケン出版)で講談社出版文化賞絵本賞、『ブラッキンダー』(イースト・プレス)で日本絵本賞大賞、児童文学『旅ねずみ』(松居スーザン作・金の星社)で赤い鳥さし絵賞など数々の賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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アキ
65
今から1307年前に稗田阿礼のおぼえたものを太安万侶が書物にまとめた「古事記」上中下3巻のうち神さまたちの物語である上巻を原典を声に出して読みながら、さまざまな現代語訳を参考にやさしいおはなしの形に書き改めた書。子どもへの読みきかせにいいかも。イザナキとイザナミやイナバノシロウサギは学校で習ったことがあるけど、ヤマタノオロチ、オオクニヌシ、ニニギノミコト、コノハナノサクヤヒメ、ウミサチとヤマサチなどはちゃんと読んだ覚えがない。現代の小説にも通じる神話の数々。ニッポンのものがたりはここから始まったのですね。2019/09/08
豆電球
19
漫画で古事記を読んだので、次は児童書で。描かれているエピソードはほぼ漫画と変わらず。もしかしたらこれで主要エピソードは網羅されているのかも知れないですね。漫画である程度神様の名前と相関図を頭に描けたので、文字だけになってもすんなり頭に入ってきました。スズキコージさんの挿絵もとても良いです。子どもへの読み聞かせにもチャレンジしてみようと思います。神様の名前を覚えると、神社巡りも楽しくなりそうです。古事記、いい!ただ気になったのがツクヨミもホスセリもやはり初回に名前が出て以降登場しなかった事。これはまさか…。2023/02/23
いろ
16
10月小5読み聞かせに日本神話を探索。「古事記」天地創造~海幸山幸まで13話,低学年1人読み可とある児童書。どこか1話を朗読しようと思ったが,9歳男児と夫に聴いてもらうと「耳で聴くだけだと,言葉が難しく感じるところが多くて,分からなくなりそう。」との事だったので見送り,息子1人読み用に。息子は初読では,半ばで「だんだん分からなくなって来た;」と断念したが,その後「天の岩屋(日本の神話 古事記えほん)」や「日本の神さま絵図鑑」シリーズ3冊を一緒に読むと,また興味が湧いたようで,再読では「面白い。」と完読。2017/11/21
みっちぃ
13
古事記好きで、関連図書とかも読みます。これは表紙がスズキコージ先生なのも惹かれる要因になっています。とても読みやすくまとまっているので、年齢を問わずオススメです。2014/10/03
7petit
12
子どものときに読んでおきたかった。古事記と聞くと堅苦しいけれど こういうおはなしが先に子どもの中に入っていれば 古典はおもしろいなと思えるはず。 みんなが聞いたことのある名前の 大胆不敵な神様のおはなしが楽しかった。2013/05/06
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