内容説明
人は「自我」を得て、果たして幸せになったのだろうか?古今東西の文献から人類が自我を獲得する過程を読み解き、死生観・宗教観・価値観の変遷を綴る名著。
目次
欧米文化とゲルマン民族
古代ゲルマン人についての歴史的資料
西欧文明の夜明け
スコラ神学、或いは知識としての宗教
アリストテレスとゲルマン人に共通するもの、それは物の観察
近代的自我の確立
見えぬものを問う心
南米での臨死体験と『正法眼蔵』
西洋と東洋の心を比較して
もう一つの臨死体験
少年時代からの思い出
社会人になって
言葉と自我と心について
著者等紹介
久保博孝[クボヒロタカ]
大学卒業後に北南米と欧州を一人旅し、その後、親の印刷会社の経営を引き継ぐ。1985年にはUNIXとLISPでテキストと画像データの一括情報処理をプログラム化した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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