内容説明
「世界の物・エネルギー・自由(人間関係)を、同一物の数量的状態として平等にとらえる」という数学的視点による随筆『「同一物の数量的状態」としての世界』、トッププロ棋士となった親友の自殺の真相に迫る小説『碁は生き残った』など、全7編を収載。
目次
(AI囲碁ロボットに学ぼう)碁は生き残った
(私の運動変化に関する初期思考内容)私の宇宙旅行途中下船
(これが数学的思考だ)「同一物の数量的状態」としての世界
(「自由」という概念はけっこう複雑である)自由の正体
(時間とは、人、物の運動の順序である)大森荘蔵『時は流れず』論を聴きながら、私の時間論を深める
(どっこい私は生きている)私は「血を入れ換えて」生きている
(実は充実の年、私が二三歳時に書いた小説)不毛の年
著者等紹介
安田健介[ヤスダケンスケ]
1938(昭和13)年生まれ。1964年、京都大学法学部卒業。出版社勤務を経て、1972年から2013(平成25)年まで弁護士。京都法曹文芸「奔馬」第1号から第33号まで編集長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。