内容説明
二度目の脳梗塞で、ついに自力で食べられなくなった夫。妻は医者の勧めで、胃に直接栄養食を流し込む「胃ろう」を決断するが―。すべては夫を甦らせるために。25年にわたる介護ドキュメントが待望の文庫化。
目次
第1部 ある朝突然に(脳梗塞一回目 昭和六十二年五月九日;「自動車に乗りたい!」;心筋梗塞 平成八年五月十七日;不調に負けず、生き生きと;今度は腎不全に 平成十年)
第2部 生死をさまよう(脳梗塞二回目 平成二十一年一月二日;生死をさまよう;自宅介護を目指して)
第3部 甦る(退院・自宅介護の始まり;楽しみを近くに求めて;胃ろう撤去に挑戦;さらばペグ)