内容説明
歩んできた人生も、価値観もまったく違う、決して交わることのなかった人々。一匹の犬との触れ合いの中で、互いに認め合い、それぞれの人生と向きあっていく。セラピー犬、りっぴさんが一生をかけて伝えたかったメッセージの意味を知ったとき、誰もがきっとやさしくなれる―。人と犬の切なくも温かい、涙溢れる感動の実話。
目次
第1章 問題だらけのグループホームにやってきたセラピー犬―運命的な出会い(ドッグセラピーって?;セラピー犬を探す日々。 ほか)
第2章 閉ざされた人の心をやさしく開く―りっぴさんのセラピーで明るくなるホーム(泣かないで。;105歳の散歩友達。 ほか)
第3章 献身的なりっぴさんの姿に揺さぶられる心―ホームの人々に互いを思いやる気持ちが芽生えていく(りっぴさんの魔法。;りっぴさんと見回り。 ほか)
第4章 突然りっぴさんを襲った病―懸命に生きようとする命を守るために(全身の痙攣。;精密検査。 ほか)
第5章 「生きる」とは―限界まで命を燃やしたりっぴさんが最期に残したメッセージ(命の最後のひと滴。;お迎え。 ほか)
著者等紹介
加藤惠美子[カトウエミコ]
リリーズ株式会社代表取締役社長。1947年、山形県生まれ。1969年、山形県立高等保健看護学院を卒業後、聖隷浜松病院で看護師として勤務。1971年、聖隷学園高等学校に移り、医療の現場で活躍する一方、看護科の教師として教壇に立つ。勤務先の病院で訪問看護をスタートしたのをきっかけに、高齢者の生活サポートのニーズを感じ、2000年に独立。訪問介護サービスをスタートする。当初は病院勤務時代の患者が利用者の中心だったが、紹介などで徐々に増加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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