りっぴさんと過ごした4012日―グループホームにやってきたあるセラピー犬との交流の物語

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りっぴさんと過ごした4012日―グループホームにやってきたあるセラピー犬との交流の物語

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344912014
  • NDC分類 369.26
  • Cコード C0095

内容説明

歩んできた人生も、価値観もまったく違う、決して交わることのなかった人々。一匹の犬との触れ合いの中で、互いに認め合い、それぞれの人生と向きあっていく。セラピー犬、りっぴさんが一生をかけて伝えたかったメッセージの意味を知ったとき、誰もがきっとやさしくなれる―。人と犬の切なくも温かい、涙溢れる感動の実話。

目次

第1章 問題だらけのグループホームにやってきたセラピー犬―運命的な出会い(ドッグセラピーって?;セラピー犬を探す日々。 ほか)
第2章 閉ざされた人の心をやさしく開く―りっぴさんのセラピーで明るくなるホーム(泣かないで。;105歳の散歩友達。 ほか)
第3章 献身的なりっぴさんの姿に揺さぶられる心―ホームの人々に互いを思いやる気持ちが芽生えていく(りっぴさんの魔法。;りっぴさんと見回り。 ほか)
第4章 突然りっぴさんを襲った病―懸命に生きようとする命を守るために(全身の痙攣。;精密検査。 ほか)
第5章 「生きる」とは―限界まで命を燃やしたりっぴさんが最期に残したメッセージ(命の最後のひと滴。;お迎え。 ほか)

著者等紹介

加藤惠美子[カトウエミコ]
リリーズ株式会社代表取締役社長。1947年、山形県生まれ。1969年、山形県立高等保健看護学院を卒業後、聖隷浜松病院で看護師として勤務。1971年、聖隷学園高等学校に移り、医療の現場で活躍する一方、看護科の教師として教壇に立つ。勤務先の病院で訪問看護をスタートしたのをきっかけに、高齢者の生活サポートのニーズを感じ、2000年に独立。訪問介護サービスをスタートする。当初は病院勤務時代の患者が利用者の中心だったが、紹介などで徐々に増加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ぶんこ

41
3歳のメスのラブラドールレトリーバーが認知症グループホームに来てから、16歳で天寿をまっとうするまでが描かれていました。リッピさんをわざと車椅子で轢く認知症のおじいさん。結局最期まで脚が少し不自由になったのに、そんな乱暴をしたおじいさんにも優しかったリッピさん。入所者さんだけではなく、辛く厳しい職場のスタッフさんまでも癒してくれていました。特に一人で夜勤をしていたホナミさんにとっては心強かったでしょう。私もお世話になるならば、こうしたワンちゃん猫ちゃんのいるところで最期を迎えたいです。2022/06/28

minaseh

12
犬ってすごいなぁ。無条件で人に寄り添ってくれるんだなぁ。純粋な愛情を向けられて、人も優しさと穏やかさを取り戻すんだなぁ。いつも先に逝ってしまう人たちに寄り添って、りっぴさんは寂しくなかっただろうか。りっぴさんがそんな時でも寂しくならないように、ホームのスタッフさんや入居者さんも心を配っていてくれたのだろうか。天国でまた皆で楽しくしてると良いな。2022/06/18

まちゃ

5
犬の包容力の大きさを改めて感じました。 何故そこまで人間に愛情を持ってくれるのか、観音様の化身ではないかと思えるほどです。写真のりっぴさんの優しい顔を見ていると涙がこぼれます。 人間に寄り添ってくれてありがとう。2017/06/14

とちぼん

4
昔飼っていたゴールデンの優しい目や大きな身体や、別れの辛さを思い出して泣けて来た。人が大好きで番犬になんてなれそうにもなくて、きっとりっぴさんもそんなだったんだろうな。 りっぴさん、お疲れ様でした。きっと幸せな一生だったね。天国でも大好きなくてみんなと楽しく暮らしてください。2017/07/08

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