内容説明
武力を持たない後醍醐天皇が、腐敗した鎌倉幕府へ挑む!二度の倒幕計画の失敗、隠岐への島流し、足利尊氏の離反、建武の新政の崩壊―何度でも立ち上がる破天荒な帝・後醍醐天皇の波乱の生涯を描く、歴史大ロマン小説。
著者等紹介
植木静山[ウエキセイザン]
明治大学法学部卒業。鉄鋼会社勤務中から郷土史家として活躍し、横浜歴史研究会会員で、得意分野は中世と幕末史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ASnowyHeron
27
実力がないにもかかわらず権威と野心があるという状況が、不要な混乱を生み出したのだろうか。理想に燃える勇者にも見えず、足利義昭を思い起こした。大河ドラマのナレーションを思い出すような文体が、いい味を出していた。2017/03/14
KF
4
南北朝時代が好きなので手当たり次第に。今回はたまたま入った本屋で平積みされて目立ってたのを図書館に予約して二ヶ月近く待たされたかな。内容的にはメインの場面なので目新しさは無し。むしろこの後の南北朝合一や後南朝とかの混沌を楽しめる著作に巡り逢いたい。2017/03/08
おおい
0
面白く読めた。できれば、尊氏よりもう少し、後醍醐天皇のことに触れてほしかった。2024/01/17
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