内容説明
31文字、声に出して読みたい日本人のこころ。作者、現代語訳、歴史背景、用語解説完全ガイド。
目次
第1章 より楽しむための基礎知識(小倉百人一首は「小倉」生まれ;文学史がたどれる時代順の構成;これだけは知っておきたい和歌の基本用語)
第2章 歌に込められた都人のこころ(秋の田のかりほの庵のとまをあらみわがころもでは霧にぬれつゝ(天智天皇)
春過ぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山(持統天皇)
あしびきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかも寝む(柿本人麿)
田子の浦にうち出でて見れば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ(山部赤人)
奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき(猿丸大夫) ほか)
著者等紹介
有吉保[アリヨシタモツ]
1927年生まれ。1951年日本大学法文学部国文学科卒業。国文学(中古・中世和歌史)専攻。文学博士。日本大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たか
1
読みやすいけどカラーページや写真ないのがやや残念。通読するより気になったページを読むのがいいかと。2014/04/02
ぼたん
1
歌に使われいる技法から作者の紹介、歌の説明までわかりやすく書かれてます。面白かった。2012/12/02
さく
0
ひとつの時代の始まりと終わり。2014/07/18
tomatona
0
読み終わった、というわけではないのですが…毎日、ことあるごとに眺めています。 とても分かりやすくていい本!百人一首初心者には最適です。家事をしながら、ふと「ながからむ〜」って続きはなんだっけ?などと思うたびに、ページをめくって確認しています。意味や背景 が分かると、本当に面白いぞ、百人一首!2013/10/27