出版社内容情報
その美しさと確かな剣技から“白銀の騎士”と謳われる王立騎士団副団長のセリルは、一年前に事故で亡くした恋人を今でも忘れられないでいる。
〈第二の性〉として、Subとして満たされることは少なかったけれど、恋人として確かに愛されていたから…。
そんなある日、セリルは騎士団が主導する建国祭で忙しない騎士団長から『王弟殿下へのお遣い』を頼まれる。裏方仕事が多くほとんど表舞台に出てこない王弟殿下・レオンハルトは、王立図書館の館長として図書館に入り浸っている変わり者…と噂される人物。だがなんと、彼はかつてのセリルの恋人と瓜二つの姿をした、最高ランクのDomだった。彼はかつての恋人とは違う形で、セリルの心を満たしていって…?
【目次】