出版社内容情報
幽精の血を引く“暁の聖女”には、人を癒し未来を幻視する力がある――。
祖国も、最愛の家族も奪われ、征服王の手に落ちたエウロラは、男の身でありながら暁の聖女として生きることを余儀なくされていた。
しかしある日、砂嵐にのまれた先で遊牧民に拾われ、商隊へと売られてしまう。
それは征服王と対立するカルブサイド国の王・ラシードが率いる一行だった。新たな主となったラシードは、強大な力と繁栄を得る代わりに禍を引き寄せる≪呪われた凶王≫と呼ばれ、その呪いを濯ぐのは聖女との交わりのみと伝えられていた。
誰もが恐れる凶王と“聖婚”し、その身を捧げる覚悟を決めたエウロラには、しかし口外できない秘密があって…?
内容説明
幽精の血を引く“暁の聖女”には、人を癒し未来を幻視する力がある―。祖国も、最愛の家族も奪われ、征服王の手に落ちたエウロラは、男の身でありながら暁の聖女として生きることを余儀なくされていた。しかしある日、砂嵐にのまれた先で遊牧民に拾われ、商隊へと売られてしまう。それは征服王と対立するカルブサイド国の王・ラシードが率いる一行だった。新たな主となったラシードは、強大な力と繁栄を得る代わりに禍を引き寄せる“呪われた凶王”と呼ばれ、その呪いを濯ぐのは聖女との交わりのみと伝えられていた。「聖女の力は必要ないが、お前には興味が湧いた。望みを叶えてやる代わりに、その体を差し出せ」誰もが恐れる凶王と“聖婚”し、その身を捧げる覚悟を決めたエウロラには、しかし口外できない秘密があって…?