出版社内容情報
武蔵野の自然豊かな地で、「すい仙」なる古民家居酒屋を切り盛りする一升庵・女将のおせんは、料亭時代と変わらぬ食材へのこだわりに加え、粋を極める設えで「和」を貫き通していた。[江戸前のコハダ、比内地鶏の炙りをアテに日本一の燗鍋で芋焼酎][〆にはじゅんさいたっぷりな稲庭うどん]と、美味しさばかりか人のココロを震わせる料理の数々が饗される。
若き料理人・荒井、ちい女将・すもも、そして以前からの常連客で毎夜のごとく賑わう店だが、この店の誕生には《とある秘話》が隠されていた。それは、一升庵時代の仲間にかかわるもの……。酒をこよなく愛し、旬の食を追求する、、、そんなおせんの一大決心がそこには───。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yappy!
7
なぜこんな設定で再スタートだ?なんだなんだ?っておもっていた謎が少しずつここで。すい仙の悲しいはじまりの話。2024/03/03
菱
3
すももちゃんママの過去や如何に!!古民家ってのは扱いが難しいね。家に人が合わせるというのをこの様に悪者を解りやすく出して肯定されると度し難い。家は人のためにあるもんだよ!!!という大前提を歴史と文化でごっちゃにするのは良くない。人でなし大工。立派な古民家の良さをそのまま受け継ぎたいなら、その物の我が儘を聞いてあげるかどうかの問題になるのに。この話ではおせんさん自身がそこと君香さんとの擦り合わせ不足で、選んだおせんさんがゴメンね不便になっちゃうよと謝る方なのにスルーされてて無責任だな…2024/11/17
bbb
3
○。やっと背景の説明が出てひと段落。2024/04/27
たけのこ
2
おもしろーーい。はーーおもしろいよなーー。ほんとすごいよ。いや再開してから3巻とはいえ長いこと連載していたベテラン先生のマンガは基本的にどれもおもしろいんだけどさ、おせんも面白いんだよなー。料理あり人情あり、これがリアルタイムで読めるなんて幸せだわ。2024/03/15
みごり
1
読むたびに「真っ当」「本質」などを心に宿すが、実践できた試しがない。芯の強い人間になりたいけど、実際は、表面的で一貫性なく、自分に甘く、世間に厳しく。本物、本当、本質、真っ当、を根に、余生を過ごして、来世に期待。2024/03/27
-
- 和書
- あまあま 〈2〉