出版社内容情報
物や人に触るだけで過去を読み取れるサイコメトリーの能力を持つ霞士朗。母を殺した犯人と対峙し、最高の相棒・水沢を失ってから数年、士朗は大学生になっていた。同じ大学に通うミステリー好きの七宮計至に付きまとわれたりもしたが、もう事件には関わるまいとする士朗。しかし、士朗の周りでは明らかな連続殺人の手がかりが見えていた。そしてかつて士朗を支えた刑事の樫村・橘匡子も同じ事件の真相へと迫っていく…。大人気ダークミステリー「ドクシ」続編完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たー
1
今回のお話は2冊で終わりなので、今までの後日譚的な側面も。物足りないような、これで終わりでいいような。 しかし、ドクシの面白いところはハラハラ感と根底に流れる復讐の話があるところ。そして、猟奇的な事件に巻き込まれてどうなるのか、というストーリーの面白さ。そこは2冊なのでサラッとしてました。十分猟奇的ではあるんだけど。 どうせ続けるなら本格的に長い話を書いて欲しい気もするんだけど、WEB漫画とか敷居も下がってこういうジャンルの話も世の中には増えてきて、目新しさは無いのかもなぁ。面白いんだけど2025/05/20