内容説明
生まれた時から親の愛も、名前すら与えられなかった空良が、高虎と出会い今は唯一の伴侶として愛を注がれている。戦場では鬼神と恐れられる高虎も、空良の前では素直に己をさらけ出すほど心を許していた。領民にも慕われ穏やかな日々を過ごす二人の元に、他国から海賊団との調停役の要請が舞い込む。危険を承知で海に乗り込んだ高虎たちだが?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きょん
24
シリーズ4作目。空良ちゃんが肝の据わった領主夫人に成長してるなあ。暗器を使う与力や海賊の頭領など魅力的な脇役も登場し、和風異世界内政ものとして楽しくなってきたのでもっと読みたいけど、BLとしては需要がなくなっちゃうかしら。2022/03/22
まふぃん
21
シリーズ4作目。最初の頃の不憫さはなく、すっかり逞しくなった空良。読んでいて気持ちがいいくらいです。色んな困難に立ち向かうけど、今回は高虎様の活躍は少なかったかな。2022/05/16
しましまこ
19
安定の溺愛もの、楽しく読了。2021/12/26
anko
12
シリーズ4作目。空良が領主夫人としてまた一段と成長していて凄く嬉しくなりました。もともとできる子だけど頑張りすぎて疲れ果ててしまうんじゃないかと心配になるくらい。まあ高虎の溺愛がとどまる事はなさそうなので要らぬ心配かもしれません。そして次郎丸も青年として素晴らしいし成長を遂げていました。ついつい母親目線でみてしまうので感慨深かったです。なのに魁傑との掛け合いは相変わらず楽しくて。海賊の根城に乗り込んだり戦を回避したりと夫夫の絆は一層強くなりましたね。引き込まれてとても楽しく読了。2022/02/16
ハル
9
<再読>シリーズ④2024/07/21