内容説明
「平和になったし、もういいか―」世界を救う勇者一行の魔王討伐の旅に保護者役として同行していた会計士のエンケ・ロープス。十年の旅の果てに、ついに魔王を倒し世界は平和になったが、それを見届けたエンケは、早々に逃げ出すことを決心した。二十近くも年下の、強く美しい青年剣士・ヒュドル・ピュートーンから…。実はヒュドルの精通からこれまで、二人は何度も肌を重ねてきた。ヒュドルは旅が終わってからもその関係をやめるつもりはないようで、エンケに『淫紋』まで彫り、執着して離れようとしない。しかしまだ若いヒュドルを縛りたくないエンケは彼を想いながらも、全力で離れようとするが―?モテ系青年剣士(21)×会計士のおっさん(40)両片想いな二人の、溺愛逃亡異世界ファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あきら
9
タイトル、結局最後まで読んでも余りピンと来なくて笑う。まあ、ほぼギュルゼ族のマイルールの中で幸せに暮らす2人って感じでした。エンケがヒュドルに一緒に死んで?って言うシーンが一番よかった。ヒュドルがそれが唯一の望みだったと嬉し泣きするとこも。本の半分以上は番外編なのですが、教え子のくだり?構成もっと考えればいいのになーと少し残念。そのあたりは書籍化の際に編集さんとかがアドバイスするとこじゃないの?ってそこだけは不満です。小話が続いてく構成もどうかと思う。世界観、キャラ、設定。全部が個性的なのにもったいない。2021/12/04
にむー
6
ファンタジー。ファンタジー慣れしていない ファンタジー初心者のわたしだけど🤣すらすら読めた。 あまり言葉にはしないけど、伴侶を閉じ込める程の執着がある攻め。その執着と同じくらいの愛情を持つおっさん受け🤭ヒュドルが年の差を気にするエンケに気持ちを伝える場面がとても良かった。ふたりの愛の深さを表す事実が判明したあとに読み返すと更に面白い(文様のこととか、利き腕へのキスとか💕) 2021/08/30
hallelujah
5
ネット連載時から好きだったので書籍化されると聞いて購入。分厚すぎ。2段書、もう少し紙薄いか、そもそも文庫版のが嬉しいなぁ…(出版社への要望)/ネット掲載分+書き下ろし。ネット掲載分がそもそも多いので書き下ろしは割合少ないかな/執着年下×知識欲高い年上。ヒュドルが叶わないと思って諦めていた唯一の願いをエンケに許してもらえて喜びから涙をこぼすシーンが一番好きだな。2021/09/01
もだんたいむす
3
エロはすべてを解決しない。本編が短すぎるし、本編に至る描写を省いているのでストーリーに乗り切れずエロいシーンを斜め読みして読了。2025/05/31
Y
1
元勇者一行の賢者ですって名乗ってるところあったけど、タイトルそれの方が正しいだろ。会計士どこいったよ… 後、番外編の構成がちょっと…なろうに投稿したものをそのまま書籍にしたんやろうなぁ。途中で飽きてしまった。2025/02/21