出版社内容情報
孤児の小鈴(こすず)は村の僧侶に育てられたが、幼い頃の記憶がない。ある日、風の神の長・雅風(がふう)と出会い「お前は風子だ。今日から風の神に仕えるように」と言われ風の神の国に連れて行かれる。無愛想だが優しい雅風に、小鈴は次第に惹かれ楽しい日々が過ぎる。ある日、村が大嵐に襲われ心配して戻った小鈴は暴風の中で気を失ってしまう。そして失った記憶が蘇り……!?
内容説明
孤児の小鈴は村の僧侶に育てられたが、幼い頃の記憶がない。ある日、風の神の長・雅風から「お前は風子だ。今日から風の神に仕えるように」と言われ風の神の国に連れて行かれる。無愛想だが優しい雅風に次第に惹かれてゆく小鈴だが、村が大嵐に襲われ心配して戻ったところ、暴風の中で気を失ってしまう。やがて目覚めると失った記憶が蘇っており!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黎明卿(禍腐渦狂紳士タッキー)
75
【命尽きるその瞬間まで、お前を放さない(雅風)】エロス度★★★★風の神の長・雅風と記憶を失くした風子・小鈴の恋。これはもうアレやね。攻めの雅風の健気で一途な想いが尊過ぎる作品ですね。小鈴が記憶を取り戻してからが2人の恋が本格的に動き出しますが、2人が交わした約束や風子に与えられた役割など切ない幻痛が胸を苛み、小鈴を慈しみ護ろうとする雅風の不器用な優しさにキューンってなります。また、雅風の弟・豆風のちょい生意気なちびっ子キャラも可愛く、小鈴と仲良くなったりある場面での想いの叫びが切なかったりと活躍しまくり!2020/10/18
はつばあば
33
風の神で次男の雅風はとてもツンデレ。風子の凛之介が小鈴と呼ばれるまでのこと。そうなんです小鈴は凛之介としての記憶が無いのです。16になった小鈴は雅風と出会い瑞風国へと。可愛い子狸のような豆風にいやされながら雅風を恋しく想うが、風子とは風の神様への生贄だったと知る2021/12/26
なみ
7
攻が無愛想装ったかなり優しめな男でしたね〜一途さがよき。途中切なくて苦しい場面もありましたが『例外』があってよかった^^シリアスめな話ですがおぼこ(攻の弟)豆風が癒しのそしてクスッと笑いがこぼれるキャラかもしだしてたな。金さんのイラスト合ってたし。2020/11/03
へへろ~本舗
6
ベテラン作家さん、ルチル文庫登場。豆風君がやんちゃで可愛い2020/10/29
青音
4
★★★☆☆3.7【kindle unlimited】1番印象に残ったキャラは攻めの弟の豆風だった。しかし風の神の長の妻が男なのに誰も問題にしないのはどうなってるのか。2021/12/03