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内容説明
日伯の国交断絶後は街頭で日本語を話しただけで逮捕、投獄…自身の獄中体験をはじめ、戦争の影の下で出会った同胞たちを語り、大地の果てへと旅して移植民地の実情を探る。1947年、ブラジル、サンパウロで発行された記念碑的著作をここに復刻。
目次
第1部 戦乱編(日伯国交断絶、遂に最後の日は来た;英米の圧迫―日本人農家五十家族立ち退き命令;昔懐かしコンデ街! ほか)
第2部 思想篇(永住か、再移住か;永住か、再移住かの座談会;各地、青年の声に聴く)
第3部 曠野編(新発展地北パラナの旅;パ延長線の巻―砂丘を越えて;ノロエステ線の巻―墓標累々、植民古戦場を巡る ほか)
著者等紹介
岸本昂一[キシモトコウイチ]
1898年、新潟県新発田市に生まれる。シベリア~満州(当時)での生活を経験後、1922年、ブラジルに移住。植民地での開拓生活を経て、’32年、サンパウロに暁星学園を創設。戦後もブラジルにとどまり、日本語教育に力を尽くした。’69年、ブラジル国政府よりロンドン勲章受賞。’76年、日本国政府より勲五等瑞宝章を受賞。’77年、病没
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