内容説明
草原の民セルーンは、幼い頃に短い間一緒に過ごしたソリルのことを10年以上たった今でも忘れられずにいた。そのソリルとの思いがけない再会はある日突然やってきた―。敵の大将として現れたソリルと、一族の人質として差し出されたセルーン。自分のことを覚えていないソリルから「抱いて下さいと言ってみろ」と冷たく告げられるが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のこ
26
夢乃先生作家買いですが、これはお気に入り。雄大なモンゴルの草原を並んで二騎馬駆けする2人が見えるよう。幼い頃、敵の人質と族長の息子という立場でほんのひと時を共に過ごした2人。成長し再会後は立場が逆転、征服者と人質となる、すれ違いラブですが、主人公受けのキャラが、健気で素直、聡明で芯の強さもあり、とても好ましかった。攻めは些かわかりづらい人ですが、そうでなければすれ違いも起きないので致し方ないでしょう。勇壮で孤独な覇者である攻めを真っ直ぐな愛で癒す受け、2人どこまでも夢を追いかけ、駆け抜けて行ってほしい。2020/02/29
青音
10
★★★★☆ モンゴル風の民族BL。攻めは少年の頃受けの一族の人質になっていて、受けは攻めを無邪気に慕ってた。攻めは異母兄との後継者争いのため逃亡。受けはずっと攻めの事が忘れられず、他の男の誘いも断っていた。11年後に再会、今度は受けが攻めの人質に。お互い相手が昔の事を忘れてると思って、最初はすれ違いでヤキモキ。誤解が解けてからは甘々に。攻めには人質兼側室が何人もいたが、手を出してないのが良い。王に即位後は結婚もせず子供も持たないと宣言。側室も解放し、側には花嫁のような受けだけが寄り添って…。良かった~。 2020/02/25
ハル
9
<再読> 民族BL2022/04/23
*ちえ*
9
h電子.イラスト入り。モンゴル風民族BL。元人質とその部族の族長末息子との再会愛。遊牧風のゆったり世界観に争いごとや2人のすれ違いのスパイスが効いてて良かった。受けがなかなか頑張り屋で渾身的で一途な優しさなので、焦ったいです。そこが醍醐味ですよねw2020/05/10
にゃん
0
★★★☆☆3.52024/01/24