内容説明
秘伝の染色技術を持つ李家の末っ子・伶偉は失踪した姉の代わりに、皇太子の妃候補の一人として、性別を偽って後宮に入ることになった。職人の子である自分が妃に選ばれる可能性は限りなく低く、すぐに里に帰れると考えていた伶偉。だが、幼い頃に都で迷子になった自分を少女と勘違いして助けてくれた青年に宮中で再会、彼に心惹かれてしまい?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
28
「そらの旦那様」の作者さん。姉の身代わりで妃候補に後宮に入る。何故に田舎の子がそんな妃候補に?。男の花嫁さんに負けぬよう女に磨きを掛けねば・・この先益々少子高齢化に拍車がかかる( ;∀;)。が、面白く楽しませてもらえました 2021/12/25
きょん
18
死も覚悟して姉の身代わりとしてお妃選びに臨む受が悲壮だったので、早めに攻の気持ちが強くなっていくのが安心材料だった。二人とも真面目で情熱的なタイプでお似合いで、無事国民にも認められ賢帝夫婦になってくれそう。2019/10/02
青音
13
★★★★ いつ伶偉(受)が男だとばれるかハラハラ。旭宇(攻)が伶偉をお妃候補に指名したのはほんの気まぐれだったのはちょっと残念。正直言って伶偉は女のふりしてるしイラストも女装ばかりで、実際は男って事忘れそう。立ち振舞いも全然違和感無いし。だけど旭宇が毒殺されかけた時は、本物の解毒剤だと信じてもらうため自ら毒を飲んで解毒して見せるなど鬼気迫る迫力だった。旭宇も伶偉が男だと分かっても正妃になってほしいと口説き、ついには皇帝にも国民にも認めさせた。しかも伴侶は生涯伶偉一人と宣言。ほんと芯の強い人達でお似合い。 2019/09/30
烏
12
面白かった。でも物語が登場人物の名前が漢字ばかりで中華風のせいか読み方も独特、最後の最後まで正確に覚えることができなくて勝手に名付けて読んだw激甘高貴攻に絶対的に尽くす身分の低い健気受、生死をさまようけど何とか生還、悪者成敗みんな幸せっていう野原先生安定のお話ですらすら~っと読了。2019/10/02
とすたん
9
中華風味。キャラの名前がなかなか頭に入らなくて苦労したー。伶偉(リンウェイ)、春燕(チュンイェン)、壬氏(リンシー)、旭宇(シュウユウ)。お互い他人になりすましてるから、攻め受けだけでもこの四つ。お話は身代わり花嫁の王道。ハッピーエンドでなにより。2019/09/27