内容説明
青い目を持つ孤児の葵は、村人たちから山の神への生贄にされかけたところ、顔を半面で覆った男・シンに助けられる。シンは元は祓い師の人間で、呪い返しにあい身体を徐々に妖に蝕まれながら千年を生きてきたという。人間だった頃の記憶が日々抜け落ちてゆくシンを助けるため、葵は「時廻りの鏡」を使い呪い返しを受ける前のシンに会いにゆくが?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
黎明卿:新しきtakahiro
127
【私はきっと、千年の間、ずっとお前と出会うことを待っていたのだと思うよ(シン)】エロス度★★ シン×葵♡ 神への生贄にされかけた葵を助けてくれた呪いに身体を蝕まれた半妖のシン。葵とエナガのヨキとのコミカルな会話やシンとの間に流れる穏やかな空気。それがやがて〝千年の恋〟に由来するストーリー展開に運ばれていくロマンチックさ、シンを救いたい想いで時を遡る葵と過去のシンとの邂逅から共に旅をして恋を育んでいくのがとてもよかった。個人的には葵の泣き笑いの顔をシンが〝天気雨〟と例えるのが可愛くて好き♡2019/04/26
はつばあば
33
「そらの旦那様」を書かれた野原滋氏の何冊目になるでしょうか。碧い目を持つ孤児の葵、天災を鎮めるため山の神への生贄に。その時助けてくれたのは千年もの間呪いを受けて生きているシン。そのシンの呪いを解くために「時廻りの鏡」を使って呪い返しを受ける前のシンに会いに千年もの昔に瞬間移動。千年やなんて・・今は2021年、その千年前って言ったら1021年ひぇ~何時代ですか平安時代??!。一人で生きるなんて無理無理!。そりゃ人としての記憶も消えかかりますわ(;´∀`)。それでもよかったです。二人が幸せでいられるのなら2021/12/04
きょん
21
異国人とのハーフの為生贄に出された受が出会った半妖の攻め。薬草の知識などを教わりつつ暮らすうちに、ひたすら死を待つ攻めを助けようと千年前に飛び頑張る受が健気で逞しい。2019/04/24
マシュ
17
作家買い。母は女郎で外国の人の子どもを身ごもり病気で里帰りをするも受け入れられず貧しい二人暮らし。母が亡くなり栗色の毛と青い目の葵は生贄として山の大岩にくくられてしまったところを、千年生きる半妖の仮面のシンと青い妖鳥のヨキに縄を解かれ助けられる。そこから山で一人で生活する葵。シンには呪われた痣があり、それがぐるりと一周すると人間に戻り死が訪れると。シンを失いたくない葵は、時廻りの鏡を使って千年前のシンが呪いに罹るのを防ぐために向かう話。呪いに罹らなければ千年後のシンはいないけど……うまく収まった物語に。2019/10/28
初夏
12
BLでは無いかな。 もうすぐ「そら旦」最新作がでるので野原滋先生の作品読み。 ものすごくひとつの事柄を丁寧に描写するからちょっと途中飽きちゃって中だるみしたとこもあるけれど、この作者さんの書く受けはめちゃくちゃ健気で聡明なので最後まで読めた。 最後の方はもう完全にBLではない!! なんと言っていいかわからん2021/12/05




