内容説明
このままじゃ日本のテレビは駄目になる。勇気を持ってテレビを消せ!愛するがゆえの毒舌が冴えわたり、テレビ界を縦横無尽にめった切り。「今夜は最高」「ワールド・プロレスリング」「オールナイトフジ」etc.、あらゆるジャンルの番組をサカナに語りつくすテレビの裏表。痛快無比、これが景山エッセイの神髄だ。巻末に、タモリ、ビートたけし、高田文夫、横澤彪各氏との対談を併録。
目次
極楽TV(血と汗の“極楽TV”宣言;いかにも古館伊知郎の如く;汚らわしきテレビ欄サブタイトル;真実の竹中直人;日本のTVが崩れ去る;ゴールデンタイムにニュースを見る;恐怖のTV的洗脳;極楽TV的ヨイショ問題;生まれいずるサラリーマン根性;日系二世差別番組「山河燃ゆ」の無情;思い切り愛するTVのために;“グラミー賞”に真のTVを見た;“お笑い”で笑いたい;消えて無くなれ「オールナイトフジ」;仁義無き戦い―低IQプロデューサー編;ふたたび“極楽TV”宣言;TV界いいかげん体質改善のために;悲しき大将、萩本欽一への不満;CMは音を消して見ればいい;愛川欽也に告ぐ)
第3章 対談TVで笑いたい(横澤彪×景山民夫;タモリ×景山民夫;高田文男×景山民夫;ビートたけし×景山民夫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ウェイランド
5
80年代当時のテレビへの批判は今のテレビにも当てはまるものが多い。テレビの本質はあんまり変わってない。景山民夫といったらエル・カンターレ的な印象が強かったけど、テレビの中から批判出来る人だったのか。それだけに残念。2016/05/26
西澤 隆
4
20代の頃なら「そうだよみんなわかっちゃいねえよ」とスノップぶりながら読んだと思う。今のトシになってあらためて読んで感じるのは、才能溢れる(と少なくとも自分では思っている)そろそろ若さが失われてきている男の、自らが理想とする仕事と現実の落差への焦りやいらだち。自分の立ち位置を賭けての罵詈雑言は「ちゃんとわかっているボクを使ってよ」という諸刃の刃なセールストークでもあるのだが、ぶっちゃけるコトが受けるネタになる少し前の時代なだけに悲壮感も漂う。このあと彼がどうして怪しい宗教に毒されちゃったのか。惜しいなあ。2018/09/12
乙郎さん
3
高校のころに。80年代当時のテレビの様子がわかる。笑える。
山田太郎
3
悪口書いてるだけなんだけどおもしろいのですよ2008/08/08
もぐを
2
1990年だから26年前かぁぁ。あの頃はこんな感じがエかったんだろうな。冗談ぽいですが核心ついてますよ風。ビートたけしのオールナイトニッポン面白かったなぁぁぁ。2016/01/06