内容説明
警備会社に勤める中垣翔真を、白鳥家の執事・宮路凪が訪ねてきた。実は白鳥家の遠戚に当たるという翔真に同家を継いでほしいと願い出るために。入院中の当主鴻之助は、財産は家屋敷しかなく使用人も凪だけと、跡継ぎを断っていいと翔真に告げるが、凪は諦めない。ある日、屋敷が狙われていると知った翔真は、凪がひとり守る白鳥家で暮らすことに!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
黎明卿(禍腐渦狂紳士タッキー)
96
【執事でなくていい。何も持ってなくてもいい。俺は宮路凪が好きなんだ(翔真)】エロス度★★翔真×凪♡警備員として働く勤労青年と白鳥家の箱入り執事による純情恋物語。遠い親戚で跡取りのいない白鳥家を継いでほしいと翔真の前に現れた華奢で可愛い執事の凪。最初は継ぐ気が全くなかった翔真だけど、白鳥家のために自己犠牲を厭わない凪の一途で一生懸命な姿や世事に疎い純粋なところなどに絆され、夢中になっていく翔真の恋がピュアで萌える♡凪が変態自称画家のヌードモデルになったり悪質な不動産屋に拉致られるトラブルがありましたが(続)2019/03/21
きょん
16
浮世離れした主人と世間知らずの執事の家って没落して当たり前じゃなかろうかと読んでいるこちらがハラハラしてしまいました。常識のある攻めと財力のある社長が居てくれてよかった。2019/03/23
cikorin06
6
いおかさんの作品がでは無いような感じでしたが、色々な引き出しがあるのかなと、微妙な感想を持ちながらサクサク読了。当主の気概のなさに呆れたが、だからこそ成り立っていた主従関係なんですよね。2019/11/17
蓮
5
元華族の遠縁で警備員の翔真と白鳥家執事の凪。純粋無垢で箱入り執事の凪、主人の為に働く事が彼の幸せで、それ以外の道がある事を想像すらしていない。給料を貰うどころか自分の働いたお金で当主の生活費を捻出?明らかにおかしいのでは?と思うが、凪の「執事魂」あまりに健気すぎで一生懸命なためどうにも庇護欲が湧いてくる。翔真が庇護だけでなく「執事じゃない自分」を少しずつでも作っていけるよう、さりげなく誘導するとこが良かったなー。執事である凪を否定する事無く徐々に彼の世界を広げてあげるという男前さ。守られる執事→続く2019/04/14
へへろ~本舗
4
なんでもできる箱入り執事の凪、そして何でも屋のバイトをやっていた翔真。屋敷の維持管理も二人ならやっていけるような気がする。2019/03/27