内容説明
植木職人の貴悠は、見た目より声に惚れる「声フェチ」だが、失恋の痛手から物言わぬ植物相手の仕事に没頭する日々。一方、人気作家で今は休筆中の喜多川は重度の「お尻好き」。なかでもキュッと締まった小尻が理想。そんな二人が出会い、互いに理想の「声」と「お尻」を見出すけれど、不器用で臆病だからなかなか恋愛には発展しなくて…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nono
13
BL。お尻フェチで休筆中の作家と、声フェチの植木職人。探し求めていた理想の「尻」に巡りあった喜多川の叫びにドン引きです。蓋を開けてみれば双方共に惹かれあっていたから良かったものの、男の尻に一目惚れする変なオジサン(失礼)の良さが今一つわからなくて苦戦。出会ってから短すぎるのも苦手の理由かと。さくさく軽めに読了。2017/07/09
妖才アイランド
7
喜多川さんの猪突猛進的な口説き方には若干引き気味でしたが、そのおかげで戸田君が幸せになれたのだからOKかな!楽しく読了。2017/08/28
uuuuuuuuko(うーこ)
7
かりほん。タイトルの通り小尻フェチの攻めと声フェチの受。割れ鍋に綴じ蓋じゃないけどピッタリの組み合わせ。受けのトラウマ(悩み)をわかりつつ見守ってくれている植木職人の伯父など周囲の人に恵まれているのでシリアス感はなくサクッと読める。 受けの魅力がお尻だけじゃないのはわかったが攻めの魅力がいまひとつわかりにくかった。 巻末の小編、攻めのスーツ姿や受けの褌姿の挿絵があればよかったのになー。2017/07/17
たろさ
6
面白かった!小尻フェチのアラフォー小説家×声フェチのトラウマ持ちの植木職人。喜多川があまりにもケツケツ言っていて、「ケツだけなのか!」と残念な感じなんですが、一途で言葉を惜しまない所が好き。一方貴悠があまりにも酷い奴とのトラウマから、素直になれないのが可愛いんだけど、そこをもう少し。と思うけれど、そこでノリノリになっちゃうと貴悠じゃなくなっちゃうから、この二人はずっとこんな感じが幸せなんだろうな。2019/07/03
kirara
2
ある日、理想の小尻を見つけ我を忘れて飛び付いた売れっ子作家の喜多川。真っ赤な顔をして怒った小尻の持ち主、植木職人の貴悠は実は声フェチのゲイ。互いに理想の相手を見つけたものの…過去の失恋に臆病になった貴悠は、なかなか素直になれず…。漫画じゃないんだから!(…ま、そんな感じかな…笑)って出会いだけど、最初から迷わず突き進む作家先生が好感度高♪年の差一回り以上のカレシに、甘やかされて、きっとこの先幸せになれるであろう貴悠くんが想像できて、とてもhappy気分なラストでした♪2018/04/19