出版社内容情報
男爵家の三男・伏見は清澗寺家の財力と名声を利用するため御曹司の冬貴を抱く。だが次第に冬貴の躰に魅せられ囚われていき…。
内容説明
男爵家の三男・伏見義康は、政界の重鎮の後継者として将来を嘱望されていた。友人との賭けから清澗寺伯爵家に忍び込んだ伏見は、かつて言葉を交わした淫艶な美少女が御曹司の冬貴であることを知る。清澗寺家の財力と名声を利用するため冬貴を手懐けようと画策する伏見は無垢な冬貴を抱くが、純粋であるが故に淫らに染まる躰に魅せられていき―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きなこ
16
やっぱり冬貴は別格だと思った。そして前3巻では飄々と冬貴と付き合っていた様に見えた伏見があんなに悩んでのたうちまわっていたとは⁉︎(そりゃそうか、冬貴は分かりにくい性格やし、やる事はめちゃくちゃやものね)不思議な関係、こういう愛もあるのかと2人を堪能した。2016/02/22
愛希
9
シリーズ4作目。清澗寺家の父親の話。ずっと気になっていたキャラ。父親と言っても見た目は美しく妖艶で家のことに関心が無いため父親感は皆無。とにかく美しく常に誰かに抱かれている淫乱受けが好き。言動が子供のようで攻めに対して甘えたりする姿も可愛い。ただ受けが何を考えているのかわからないので攻めは大変だったろうなと。 ★★★★☆2016/03/11
たにしぃ
7
この家で一番異色ともいえるお父さん…シリーズ前半でこの人一体何なんだと疑問に思っていたのがようやく納得いく。そしてまた一巻から読み返したくなる!2016/01/26
MOKO
5
旧版(ノベルズ)既読。伏見と冬貴。冬貴は、つかみどころがないけど、実は純粋な人。他ももちろん好きですが、CPとしても、この二人が一番好き。書き下ろしも読めて良かった。次は浅野編。2016/02/02
kiwi
3
やっぱり冬貴パパが好きだ。その気持ちを新たにしました。物事を考えすぎる伏見といつも真理しかみてない冬貴。年をとってからしかこの2人は落ち着くことができません。若い時は体の関係はあるのに心がすれ違ってるのが切ないです。冬貴パパは確かによくわからないことばかりしてますが、誰よりもピュアで本当に可愛い。最後の伏見への切羽詰まった告白は何回読んでも胸が熱くなります。清澗寺はノベルスから全部持ってますが、この2人の話が一番好きです。完結記念ファンブック、楽しみにしてます。2016/01/30