感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
honoka
44
女性三様の生き方を刺繍に魅せられた繍子を中心に描いた素敵な一冊。とは言え作家買いをするほどなので、絵が上手いのは当然のこととして読むといろいろ欲が出てしまう。表紙が残念だな。この内容ならもっと幻想的な表紙を描ける作家さんだと思う。中頁はそれこそ絵画集を見ているような精密さにうっとりと溜息が出る。が、稀に修正を入れ忘れた部分があるのに驚く。1人はクラシックバレエだが、踊っているコマをもう少し充実させて欲しかった。これらの欲はあくまでも水準以上の期待によるもの。残念を差し引いても好きが勝る作品。2015/09/27
きょん
22
将来に悩む女子高校生3人のそれぞれの決断と世界各地の刺繍をめぐるショートストーリーが良いインターバルになって、美しく透明感のある物語世界を満喫できました。2015/10/07
しましまこ
18
作家買い。高三の少女3人の思いが主人公の刺す刺繍を軸に、過去の少女達の思いと重なる。胸に沁みる美しい物語でした。2015/09/26
ごま
12
作家買い。細かな美しい絵。女子高生三人三様のストーリー。その合間に、時代も国も異なる女の子たちの短いエピソードが織り込まれている。民族衣装が可愛い。非常に繊細な世界観は大好きだが、その短いエピソードが気になって更に掘り下げて欲しくなってしまった。2015/09/30
*蜜柑*
10
日本刺繍を営む家に生まれた、高校生の繍子を中心に、将来に迷う女子高生3人の心情を描く。繍子が手にする祖母の遺した刺繍たち。それは時代も国も違う少女達が紡いだもの。思春期の少女の成長と、刺繍に秘められた記憶を繊細なタッチで描く。あいかわらずとても絵が綺麗で、美しい絵本を読んでいるよう。カラーでみたいと強くおもうほど。時代を越えた、刺繍に纏わる物語をいくつも挟むので、肝心の現代軸の物語が薄く感じるが、読後感は軽やかで良い。グルジアの民族舞踊の衣装の物語がお気に入り。2015/10/18
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