内容説明
幼馴染みの人気モデル・琥藍と、高校の時から体だけの関係を続けている椎名。親からの愛情を受けることなく育った琥藍は「愛」がどういうものかわからないという。琥藍を愛している椎名は想いを告げてこの関係が壊れるのを恐れていたが、ついに椎名の気持ちが琥藍にバレてしまった。その時、琥藍は椎名の前から去ってしまうが…。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タビサ
66
人を愛する感情がわからない琥藍と椎名は幼馴染でセフレの関係。実は両想いなのに恋愛感情が無いと公言されちゃってるから側にいられれば満足とセフレと続けているのがジレッタイ。琥藍も椎名無しじゃいられないのにその感情が何なのかわからないとか、も~~!!でも会えばイチャイチャで甘々なんだもん、絶対そこに愛はあるでしょ~!早く気付けよっ!って心の中で叫びました(笑)そんな原因にもなった琥藍の母も事情はあったにせよ酷い事したよね。お互いの気持ちを確認してからのラブラブっぷりにニンマリ♡こういう話好き♪ラブラブ最高♡ 2016/02/25
たべもも
48
★★★☆☆。作家買い。幼なじみ同士で身体の関係はあるものの長い間受けの片思いの状態からスタート。恋愛感情に乏しい攻めですが、無自覚に『受け第一主義』なのであまりヤキモキせずに読めました。視点が交互に変わるので結構厚みあるけど飽きずに読了。しかし間之作品は肉親との確執がやたら多いなー。今回の確執はソフトだから良かったけど。2015/01/22
とも*
37
育った環境から感情の機微に問題ありの幼馴染みの人気モデル・琥藍を好きになってしまったのに身体だけの関係が高校時代から続いてるパタンナーの椎名の片思いのせつない話。 「愛する」と言う事がどういう事か分からないけれど唯一「気に入ってる」人間が椎名とか気付けよって所だけれど裏切られたと思って離れる所とか琥藍の親子関係も絡んで胸が痛い。 二人の関係も親子関係も解決してからは甘くて良かった。 イノサンもいいキャラしてて楽しく読めた。 出来れば挨拶の話も読んで見たかったな。2015/03/15
きょん
36
愛を知らない(と思っている)頭脳明晰超美系モデル攻の生い立ちがなかなか辛そうだったけど、小学校から受けや受け家族、マネージャーさんや完ぺき家政婦さん達素敵な人々に出会っているのに母親の存在はそんなに大きいのかな。とはいえ、やってることは最初から愛としか言えないぞと思うので、自覚がないだけだったかもしれませんね。受が器の大きな男前でナイス。自覚後のデロ甘も楽しかった。2015/02/13
そらねこ
32
う~む…。話的には面白いと思うんだけど、どうにも攻めがイマイチ私の好みではなかったな…。複雑な家庭環境で、親から顧みられず育つとこうなるのかもな…とは思うけど。感情があまり見えなくて、愛が分からないという攻めにひたすら愛を注げる受は偉いな…。まぁ、最終的に分からないだけで愛してたってオチなのは分かってはいるんだけどね…。私は攻めに愛を注いでほしい方だからなぁ~…。2017/06/28