内容説明
人材派遣会社「エスコート」でオーナー秘書をしている水嶋律は、トップ・ガードである延清美弦と暮らしている。九ヶ月前、ヤクザな義兄の奸計で見知らぬ男たちに襲われていた律が、偶然通りがかった延清の「こいつらに輪姦されるか、俺一人に犯られるかどっちがいい?」という提案に乗り、救い出されたことから二人の関係は始まったのだが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たべもも
30
★★★★☆。エスコートシリーズ2。家族関係が上手くいってない者同士の共依存にも思えましたが、後半の攻めの変化でちゃんと愛を感じました。しかもかなりの。「おまえがいなくなったら、俺は壊れるかもしれない」なんて無自覚に溺愛の言葉を言ってしまう攻めが愛おしい。2015/07/16
那義乱丸
28
ノベルズ版既読。本来なら律のような幼げなタイプは好みじゃないのだけど実は一番お気に入りのカプだったりする。愛を知らない二人が出会い、互いの存在が大きなものとなっていく、その過程において気弱に見える律の方が真っ直ぐに延清に想いを向けていくのが良いのです。そして終盤、自覚がないままながら律を探し求める延清のシーンが大好き!書き下ろしは本編の合間の一コマ。延清のナンパに律がついていくというビックリな展開(笑)いったいどうなることかとワクワク。このカプは律が延清を上手く操縦しているような気がするw楽しかった!2014/12/08
こと
19
延清がどうにも好きになれなかったんだけど聖母みたいな律で救われてるお話です。いい子すぎて不気味な位なんだけど二人の生い立ちが苦境だったのでお互いの気持ちがわかるのかも。律はもっとわがまま言っていいと思うよ。ユカリが怒ってくれるので救われてるんだろうなあ2016/08/06
なつき
16
描き下ろしは収録されている話の真ん中にくる時間列。延清のナンパに付いていきたいという律に…。律がわりと小悪魔(笑)延清に少し踏み込んでみたりと律も距離感を測っている感じがします。出来上がったらこの人たち常に二人の世界、会話なくても幸せ状態なのでこのぐらいの距離感も楽しい。2014/11/20
Kira
13
5/5 新書判を既読で書き下ろし目当てに購入。そんなことはめったにしないはずなのに、延清と律が大好きでどうしても書き下ろしを読みたかった。で、大いに満足。律のセリフがすごくて、あせった延清に笑ってしまった。本編も何度読んでもいい。ほんと、楽しかった。 2016/12/22