内容説明
男花魁として人気の佳雨は百目鬼久弥との愛が確かなものになるにつけ、色街を出た後のことを考えるようになっていた。久弥の役に立ちたい―そう思い、英国人・デスモンドに英語を習い始めた佳雨。客なら割り切れるが、と嫉妬する久弥が佳雨は少しだけ嬉しい。ある日久弥は呉服問屋の当主・椿から彼の妻が佳雨の姉・雪紅だと話しかけられ…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なみ
14
電子にて☆はー……一気に短期間で6冊読んでしまったけどまだ完結巻でてないのね(^^;;久しぶりにハマったシリーズもの……続くからこそハマる要素あるのでしょうね。2人の気持ちは揺るがないんだけど、「ままならなさ」がたまらない。2017/03/24
りんご☆
14
読了 一話完結にならず。いつおわるのかなー。終わってほしい訳じゃないけど、2016/09/28
サキヤマ アン
12
神奈木先生の作品は初読み。主人公の男花魁と客である骨董屋の若旦那の恋に殺人事件。あとがきを読んで初めて続き物であることを知り、前作を読んでみたいと思った。本の厚さが薄いながらもしっかりと読みごたえあった。2014/05/25
妖才アイランド
10
やっと読み終わりました。このシリーズは大好きなのですが今回のお話にはなかなか入り込めなくて読み始めから時間がかかったものの、半分を過ぎる頃からドンドン読み進められました。次巻はいよいよ完結するのでしょうか?期待が高まります。そして私の個人的な希望としては、九条さんと銀花さんの話を発展させて欲しいです。作者さんのあとがきに因れば「九条と銀花の話は箸休め」だそうですが。私としては…ほんと熱望!とにもかくにも次巻が楽しみです。2014/08/24
祐@暫しお休み中
9
シリーズ第6弾。最後の骨董も出てきて、ラストへ向けての布石的な巻という印象が強い内容だった。デスモンドの恋心が絡んできたことでヤキモキもさせられたけど、佳雨が男花魁として生きることを決めた理由を知ると彼と向き合い乗り越えることの重要さに納得。罪悪感とはまた別のところで久弥と生きていくことへの思いは全く揺れず、らしくない弱さを見せた反面その強さと覚悟はとても印象的だった。嫉妬や不安に苦しんでも根っこの部分では佳雨の考え方も丸ごと愛しいと告げた久弥の思いは胸に沁みたし、希里なりに一生懸命佳雨のことを考えて(続2014/06/05
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- 和書
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