内容説明
祖父から受け継いだ下町の文具店をひとりで切り盛りする木嶋智秋の本職は、万年筆を修理するペンドクター。四年近く付き合った恋人から結婚を理由に突然捨てられ、その傷が癒えぬまま見知らぬ男と一夜を共にするが、相手はどうも智秋を知っているらしい。それもそのはず、その男・檜野冬都は、中学生だった智秋の包茎手術を担当した医師で―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マッコリ
30
評判が良かったので読んでみたら本当におもしろかった～。小鉄子さんのイラストの効果もあって智秋がかわいくってしょーがない。○○手術での逃走劇、思わず笑っちゃったけどアレが二人の人生を大きく変えることになるとは！万年筆についても勉強になった。満足☆2013/02/02
このん
29
(2014年3月19日3646)智秋は小さな文房具屋で万年筆に関わる事をしている。恋人だった芳朝に「結婚するから」と振られヤケ酒を飲み道路に寝ていた所を開業医の檜野に助けられる。その時自分から、抱いてくれ、と言ったらしい。それから1週間後、智秋の店に万年筆を買いに来た檜野。智秋は檜野に素っ気なく接するが智秋と檜野は10年も前に関わりのある人だった。智秋と檜野のやり取りが絶妙でちょっと笑えた。徳さんの存在も良いです。チャラい芳朝がなぜあんな風になったのか理解不能。でも、万年筆に例えた人生話は良かったです。2014/03/19
ふみ
23
檜野冬都・医師×木嶋智秋・文房具店♪今までの安曇さんモノでこれが一番楽しめた♪恋人に裏切られ酔った智秋が、一夜を共にした見知らぬ男が、実は中学の頃、智秋の包茎手術を担当した医師だった^m^コミカルなところと、シリアスところが出過ぎず、上手くバランスが取れていて、ほのぼの可愛い、人情たっぷりのお話でスゴクヨカッタ！二人が背負っている辛い過去、お互いにドクターとして仕事にかける真摯な思い、上手い具合に使われている小物にエピソード、どれもこれもイイ雰囲気に読ませてくれました～小鉄子さんのイラストもピッタリ♪2012/06/17
フキノトウ
21
元彼、最悪。元彼が本当に、智秋を愛していたのなら、まだ救いがあったのに。2013/07/09
ＳＡＹ
21
受けが万年筆のお医者さんでした。攻めがホント軽く変態入ってて面白かったですｗ後ろ向きってか大人しい受けですが、結構芯はしっかりしてたような・・・。ってか下半身すっぽんぽんで大脱走かます若かりし頃の受けに他人事だけに大笑いしました。時々しっとり大半笑えるやり取りでした。2012/11/01
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