幻冬舎ルチル文庫 いけ好かない男

松雪 奈々【著】

幻冬舎コミックス（2011/12発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 254p／高さ 15cm
• 商品コード 9784344823945
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

超がつく程ブラコンの春口蓮は、愛する弟をふった男が自分と同じ会社に勤めていると知り理由を問い質しに行く。だが、蓮を迎えたのは腹が立つほどイケメンで仕事もできる男・仁科だった。蓮は弟のため「仁科を自分に惚れさせてから手ひどくふる」という復讐計画を立てる。しかし、その計画は仁科にはバレているようで、仕返しに腰が抜けるようなキスをされてしまい…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[このん]

(2013年9月29日3433)蓮の溺愛する24歳の弟涼太が男だけの合コンで振られた、と言って泣く。涼太を振ったのは蓮の会社の男だと分かりどんな男なのか確かめる蓮。その男仁科を自分に振り向かせて振ってやろうと思った蓮は仁科を食事に誘い色仕掛けるが濃厚なキスをされ自分の目論見は見破られてしまう。それでも何度か食事に行ったりするうちに蓮は仁科の事を好きになっている事を自覚する。弟の好きな人なのにと思うのに仁科と体の関係まで持ってしまい、諦めようとするが…。誰よりも強かなのは弟。

2013/09/29

[みずほ]

小説★★★☆☆　挿絵★★★☆☆　会社の後輩×先輩。松雪さん、「淫魔」「オヤジ」に続く３作目・・・今までで一番王道路線。それだけに今ひとつインパクトに欠けたような。蓮のブラコン＆ツンデレぶりも笑えたし、仁科とのキスシーンは萌えたし、天使だと思っていた涼太が実は小悪魔だったというオチも面白かったし、エロは好みだし、悪くはないけど、もうひと一捻り欲しかったな。松雪さんへの期待度が高いので評価が厳しくなってしまうのかもしれないが。言葉のコミカルなセンスは好きなので、今年も期待してます♪

2012/01/01

[天使を愛するアカウント]

大手化学品メーカーの研究員・仁科×同じ会社の分析センター勤めで超ブラコン・蓮。溺愛する弟を振った男を自分に惚れさせて仕返ししてやる！から始まるストーリーは定番ですが、個人的には全体的に読みやすくて好きでしたｖ仁科はわかりにくい男？と思ったけど、好きな子をいじめちゃう小学生な見方をし出したらかわいいヤツめｗと思えましたし、蓮は一生懸命だけどいろいろ外れててかわいかったし、街子さんの絵もぴったりだし、重い本読む気分じゃなかったので満足♪みなさまも言っている別レーベルのシリアス本がすごく気になりました、別名義？

2011/12/25

[ミル婆]

弟を天使が束になってもかなわないほど可愛いと思ってるブラコン兄。っていう掴みは楽しそうだと期待したものの、前々作『なんか、淫魔に〜」ほどのインパクトは得られずサクッと読了。弟の小悪魔的なところと対比させて、兄の誠実さがもっと全面に出てる方がよかったのでは…。攻めの好きな子いじめもあまり印象に残らず薄味かなぁ。

2011/12/22

[Yucca]

★★★☆☆：可愛い弟を手酷く振った憎らしい後輩、仁科をとっちめようと、彼を誘惑することにした蓮。しかし逆に仁科のテクに籠絡されてしまい…というお話。読みやすく、面白いストーリーだったので半日かからず読了してしまった。ツンツンしてるくせに純粋で鈍い蓮兄ちゃんがかわいかったわ♡終始ラブコメチックで読んでて楽しかったです。続きが気になり、すぐさま続編を購入してしまった♡BO。

2017/04/18