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内容説明
中学二年生の久世伸弥は、巨大な笑う月と大きな鎌を持った人影に追いかけられる奇妙な夢を見る。友人だけでなく、己さえも偽りながら日常を送る伸弥にとって、その夢はなぜか心をかき乱すものだった。そんな伸弥が、ふと目にとめた“レンテンローズ”という花屋を訪れた時、彼の運命の歯車が音もなく動き出した―。伸弥の周りで連続する殺人事件。追いつめられた彼は真実を探ることができるのか…。幻想ミステリー第二弾。
著者等紹介
太田忠司[オオタタダシ]
2月24日生まれ。愛知県名古屋市在住。1981年、大学在学中に投稿したショートショート『帰郷』が「星新一ショートショート・コンテスト」で優秀作に選出。その後「ショートショートランド」「IN★POCKET」にショートショートを数編掲載ののち、1990年に長編ミステリ『僕の殺人』を上梓(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
雪守
6
レンテンローズシリーズ新装版第二弾。旧版の表題作に加えて、ほぼ同じ長さの書き下ろし「殺す眼鏡」の二部構成でした。どちらの謎もシンプルだけど読み応えのあるものでした。また謎を狩る二人の新たな側面が見えた「殺す眼鏡」も良かったけど、終わり方が穏やかな表題作のほうが好きです。2011/04/04
みずなか
3
表題作の方がいいと思うのは、一番後味悪くかつやり直し(?)の人生がどうなったかわからなくてドキドキしたからだと思います。モヤモヤは大人になってからもあるけど、不条理さにぶつかって行くパワーがあるのは、やっぱり高校生以下かなぁと。2012/10/13
きゅーま
3
事件の渦中にいる主人公たちが、引き寄せられるように立ち寄った不思議な花屋で示唆を受け、事件を解決しようともがくおはなし。レンテンローズシリーズ第2弾。相変わらずお茶もお菓子もおいしそうで、花屋さんでお茶なんてうらやましすぎる。どちらかといえば表題作の方が好きかな?探偵役を担う主人公が完全に事件の部外者でなく、主人公の何気ない行動が犯行の遠因になっているところも後味悪くてよいと思います。今度はきっと失敗しないように。アカンサスとプリムラの来歴が気になるのですがいつか明かされたりするのでしょうか…ドキドキ…2011/09/25
はなぶさ
2
最後に強制的に犯人が自白しちゃうので各話主人公がすっきり解決!というのは期待してはいけない。次々と起こる殺人事件にドキドキしつつ主人公たちがどういう結末を迎えるか見守る感じ。花屋さんたちはまだ正体が良く分からないまま。2011/03/05
なぷ
1
1作目よりはミステリ色が濃い印象。アンカサスに狩られて以降が書かれてなかったり、軽く触れられてる程度っていうのもあるかも。1作目の時に一番引っ掛かりを覚えたポイントですからね。2012/10/06
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