内容説明
個性豊かな面々が集う人気急上昇中の「テン・ブランク(TB)」。天才音楽家・藤谷直季の発案で全国ツアーが決定し、バンド初のライブツアーがはじまった。メンバーの中で唯一の女性である高校三年生の西条朱音は、過密スケジュールの中、勉強にバンドにと奮闘していた。しかし、バンドに対する気持ちに少しずつ齟齬を感じはじめた朱音は…。カリスマバンド「オーヴァークローム」の誕生と軌跡を描いたストーリーも収録。
著者等紹介
若木未生[ワカギミオ]
12月2日生まれ。東京都在住。1989年、早稲田大学文学部在籍中に『AGE』で第13回コバルト・ノベル大賞佳作入選。同年『ハイスクール・オーラバスター 天使はうまく踊れない』(集英社コバルト文庫)にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徹
5
数年ぶりにLOVEWAYを読んだらトーヤとマヒロがお互いに恋をしてるかのようなうなされ方でああそりゃ離れるしかねーわなって思った。オーヴァークロームもテンブランクもだけど、空中分解してしまいそうなほどバラバラなものを一点で無理につなぎとめて、そんで、反応させて、キラキラと光らせてる感じの関係。たまらないよね。2011/03/17
漢方売り
4
シリーズ再読中。何気に桐哉が好きなので、嬉しい本。カリスマ様が沢山出ていて嬉しいです。有栖川目線の話も好き。2018/01/07
漢方売り
4
再読。音楽的描写はテンブランクのが好きなんだけど、オーヴァークロームのライブに行きたいと思ってしまう。歌を聴いて、泣きたくなる気持ちも、立ってられなくなる気持ちも、凄い良く解る。叫びたくて、叫べなくて、心だけ悲鳴を上げる。幸せで残酷な、そんな音楽が今、凄く聴きたい。2015/04/25
悠
3
有栖川は、綾野剛だ。と思って落ち着いた(なんか違う)藤谷センセ可愛いー_| ̄|○と思って、坂本くんに悶えて、おーばーくろーむ好きだーと思って。もう、なんか無条件に、渋谷のスクランブル交差点の真ん中。明け方に立ってる真崎桐哉の風景が、すごい好きです。そんで誰も負けないTB。みんな好きで可愛い。やっぱり、好きだー。2011/10/16
リツカ
3
書き下ろしさああそりゃ卑怯じゃねえええええ!??(褒め言葉)マジやられた考えてなかったよ!そっからしばし積んでたけど通しで再読。LOVEWAYだけは色んな意味で簡単に読めないので久しぶりだったな。昔と桐哉の印象が違った。いやみんなそっか、若かったんだねえ…w2011/04/11