内容説明
幼い頃に鳴宮医院に引き取られた一葉。大切に慈しんでくれた養父・康宏の死は自分のせいだと悔い、康宏の息子・宏晃から向けられた激情を、その「償い」として受け入れてしまう。以来、昼は診療所で宏晃を手伝い、夜ごと宏晃に抱かれる日々。ほのかな想いを寄せてきた彼との繋がりを失うことを恐れ、恋心を押し殺して関係を続ける一葉だが―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なみ
15
電子にて☆わかりやすい展開なんだけど心打つんですよね…涙を誘う。2017/12/17
きょん
11
あまりにも箱入りに育てすぎたんじゃないか?と思いますが、独占欲の現れということでBL界なら許されるか。無口にしても言葉が足りなすぎる攻めと箱入りすぎて突拍子もないことをしてしまう受けのお話だが、なんだか可愛くていい感じ。ところであとがきの「8割の人がこだわったアレ」って何だろう?続編も買わなくちゃ。2011/02/16
ミル婆
10
不器用不愛想攻と箱入り健気受で15歳の年の差。久しぶりに読むと、ステレオタイプな年の差ものも新鮮だった。出会いは受が10歳なので、薄幸の美少年のショタ風味も楽しめた。個人的には、もう少し箱入り具合が強調されるネタで、攻が右往左往するのが見たい。それにしても、父さんが不憫…淫行を疑われるようなキャラではないし、素敵オヤジだったのにもったいない。スタンドになって暴れて欲しいぐらい。2012/03/11
judy
10
萌え★★★イラスト★★★★全体★★★:再読。純粋培養健気受けと寡黙で不器用な独占欲攻め。好みの設定でしたvもうちょっと攻めの愛情がわかりやすい形で伝えてればな~とは思うけど、良いグルグルジレジレでした。年の差もの読むと崎谷さんの「白鷺シリーズ」再読したくなる。。。その前に、積んでる続編読まなくちゃだわ。2011/06/29
ムック
9
続編からこちらへ。成る程~そういう過去があったのね。幼い一葉、可愛かった♪そして親父は男前だな、あの仲の良さは宏晃がこっそり焼き餅をやいてしまうのもしょうがないかー。しかし宏晃、こちらでも言葉足らずな感があり、一葉も思ったことをなかなか言い出せずで焦れったかった~でも面白かった☆2011/09/05