出版社内容情報
ロンドンでの大回顧展から五年、さらなる躍進を遂げる天才アラーキーが、本音で語る写真論・写真術。デビューから現在まで、約半世紀にわたる軌跡をたどりながら、制作秘話を一挙公開!
内容説明
天才アラーキーが本音で語る、写真論・写真術。
目次
第1部 朝(『ARAKI by ARAKI』;チロちゃん大好き;浄閑寺のころ;写真家修業;写真家人生の醍醐味)
第2部 昼(アタシが電通の社員をヤってたころ―写真ノ修業時代・一九六三~七一年;アタシが独り勃ちしてから―写真ノ絶倫時代・一九七二~八九年;アタシが萎えたりしないわけ―写真ノ絶頂時代・一九九〇~二〇〇四年)
第3部 晩(「指想家」として、ドキュメンタリーについて語る)
第4部 夜(アタシが世界を股にかけてから―写真ノ超絶時代・二〇〇五年~)
著者等紹介
荒木経惟[アラキノブヨシ]
1940年5月25日、東京府下谷区(現・東京都台東区)三ノ輪の生まれ。写真家。63年、カメラマンとして電通に入社。64年、『さっちん』で第1回太陽賞を受賞。71年、自らの新婚旅行を撮影した私家版『センチメンタルな旅』で写真家宣言。88年、AaT ROOMを開設。2008年、オーストリア科学芸術勲章受勲(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tom
15
冒頭からの三分の一は、写真集「ARAKI by ARAKI」の自身によるコメント。後半の三分の一は、その後の写真についてのコメント。コメントについてのしゃべりを読みながら、写真を見ていると、時間の進行につれての写真への態度の変化が見えてくる。次第次第に「人」への喜びが増える。そうだったのだなと思いながら読み見る。荒木が繰り返し語るのは、写真は光だ、光があるから見えるのだということ。どこかで書いていたけれど、夕方の光がよろしいらしい。私には、そういう光が見えない。まあ、仕方ないか。2024/05/20
tom
13
荒木経惟が、自作の写真について、解説を行うというスタイルの本。彼は、しばしば、「これは名作だ」とおっしゃる。そして、私は、(影響されやすく、権威にも弱い人格だから)そうか、これは名作なんだと思ってしまう。こんなに書いたら、おバカと思われそうだけど、実際、名作に思えてしまうのだ。ひいきの引き倒しなのかもしれないけれど、この人の写真は、妙に迫ってくる。顔に限っても、笑い顔がよい。しっかりとした顔もよい。街を歩いている人たちの顔、子どもを抱いている顔などなど、いろいろな顔が、それぞれよろしいのです。2016/06/17
mari
2
面白い!天才アラーキーがこんなにもお茶目だなんて!こんな視点とこんな気持ちでレンズを向けてたのかぁ~と知ってビックリです。カメラマンって面白い世界観を持った人なんですね。だから芸術なのね^^2011/10/23
ぼちぼちいこか
1
荒木さんの話し言葉が好き!たくさん写真が載っていて分かり易かった^ ^ 荒木さんの生い立ちがわかる本!2013/06/26
shun
1
天才写真家が何を考え、人物の構図はどうしている、背景は、どんな考えで写真を撮るのか、被写体はどうしているのか、アラーキーの写真スタイルとチロちゃんとの日常が少しわかった。2012/01/23
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