内容説明
「テン・ブランク(TB)」にとって、そして朱音自身にとって、初のアルバムレコーディングが始まった。だが、その現場は想像を遙かに超えた“戦場”だった…。求める音の違いから激しく対立するボーカルの藤谷直季とギターの高岡尚。そんな不穏な雰囲気が漂う中、ギリギリの精神状態で戦ってきた藤谷はついに過労で倒れてしまう!果たして、TBのファーストアルバムは無事に完成するのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
漢方売り
3
シリーズ再読中。しかし読むのに体力を使う作品である。特に坂本君に感情移入をしているせいか、疲労感満載。本能の人と、天才に詰め寄られる感じが・・・2017/12/31
サン
3
グラスハートシリーズ新装版の二冊目。新しい挿し絵にも少し慣れました。前巻まで西条視点の一人称がほとんどでしたが、この巻から他の人の一人称が増えますね。人によって感じ方が違うのだけど、坂本くんのナイーブさが際立つ話ですね。にしても西条はバネのように強いというか、不屈の精神というか。2015/12/27
漢方売り
3
何度目かの再読。脳内が音楽で浸透していく感じ。楽器を弾ける人は偉大だ。短編は何度読んでも、このあとの坂本くんを想像し笑ってしまう。藤谷さんの策略にまんまと嵌まってしまう坂本くんの幸せを願う。2015/04/06
ちびのすけ@灯れ松明の火
3
タイトル通り嵐の巻でした。ファンの子たち怖い。そして甲斐女史も…。朱音の一人称は若くて読み辛くなってきた。今後が気になります。2013/10/24
ryuetto
3
「グラスハート」2巻目。藤谷先生が好きだなあ。いいなあ。いろいろ汚い部分に触れつつ、それでも私がやる、こんなことで負けたくないと言った朱音ちゃんの姿に励まされました。思いの外、胸に響くよ。続きも楽しみにしてます。うっかりすると、本屋で発売を見落としてしまうのが、この本の難点。もっと市場に流通させて欲しいよ・・・。2010/09/14