内容説明
風変わりな資産家・茅島氏とお抱え庭師の青年は秘密の恋人同士。夏休み、祖母の七回忌のため帰省する庭師にこっそりついてきてしまった茅島氏。庭師はやむを得ず実家に茅島氏を泊めることにしたが、今はまだ自分達の関係を家族に打ち明ける時期ではないと考える。しかし妹の倫子だけは何かを感じたようで。
著者等紹介
遠野春日[トオノハルヒ]
2月5日生まれ。福岡県出身、東京都在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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エンブレムT
56
不思議で可愛い生き物 『 茅島澄人 観察日記 』 として楽しんできた作品ですが、気が付けば『溺れる2人のノロケ日記』状態になってたのも面白かったです。庭師の実家のエピソードやクリスマスのやりとりをみてると、この2人はお互いの人生を良い方向に影響し合えるカップルだなぁって思いました。良かった~!!あぁ、いったい読後のこのホンワカ気分は何なんだ?孫の成長を見守る祖父母の気持ちってこんな感じか?(笑)・・・などと思いながらシリーズ読了です。もっともっと読み続けていたいと思える作品。イラストも眼福でした~♪♪2010/10/07
セシル
33
これ、コメディ!?恋愛物というより『茅島澄人を愛でる本』として読みました!狙ってない場面すら面白い(笑)。澄人さんは今回も想像の斜め上を行く行動力と大胆さで庭師同様に翻弄されましたが1度虜になったら引き返すのは無理でしょう。そして前代未聞の出来事勃発!なんて無礼なっ。その割りに羽目を外したのは庭師だと思うけど(笑)。「すれ違い」実家編での出来事が澄人さんにあんな行動へ走らせるとは。意表だし健気すぎる~!雪の中ベンチでのシーンや贈り物交換の場面が挿し絵も含めお気に入り。優雅な不思議ワールドを堪能しました~♪2010/09/12
たにしぃ
29
ここでの読んだ本履歴、ショーコさんの絵を並べたいという一心で結局一日で3巻読んでしまった。あーおもしろかったー!ちなみに同僚とこの本の話をしてて、「一人は庭師で」「へえ、ニワさんて名前?「いや、丹羽氏じゃないから」という展開になり笑った。2012/01/28
ブラックジンジャー
27
本編はコミックで既読だけど、改めてジーンときてしまった。コミック版にはないおともだち編、自分が聖司さんになった気分でドキドキ!!気に入った人にキスする茅野氏に対して、庭師がこんな形で決着をつけるとは、さすがのドS様。これで終わりとは悲しいよ〜。日高さんのイラストも堪能させて頂きました!2012/12/30
きのこ
25
★★★+☆☆ お借り本。コミックスから先に読んでしまっていたのですが、原作あと読みでも違和感なく、楽しめました。コミカライズされていない部分を補完できたり、コミックスのシーンを思い出したり、改めて原作も読んで良かったです。2015/08/26