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内容説明
ムアール宮廷の皇女・ジリオラはわけあって王家から隠れ、元魔道士のエフェラと自分の娘・ディオラとともに、平穏な生活を送っていた。だが、現女帝の病状が悪化し、エフェラの即位を望む皇家から迎えが訪れる。皇帝として即位するということは、長年一緒に旅をしてきたエフェラと別れること、そして愛娘の運命を変えてしまうことでもあった…。苦悩するジリオラは、ある決断をするが―。
著者等紹介
ひかわ玲子[ヒカワレイコ]
5月17日生まれ。早稲田大学卒、東京都在住。富士見書房ドラゴンマガジン誌上にて、小説家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
天城春香
1
過去と戦うのがファンタジーだ。2012/01/24
こんこん
0
ジーラがこうなったからこそ、エフェの立ち位置……とでも言うべきか、それが逆に際立つ。どっちがマシだとかそういう話ではないけれど、ただ、形あるものを手にしたジーラ(もちろん、彼女もかけがえのないものを失っているけれど)に対し、まだ何も手にしていないエフェの心境を思うと……2009/08/09
藤邑
0
今回、ディオラ誕生の頃のエピソードが加えられていて、エフェラの焦燥、葛藤と苦労に心が痛みました。物語り全体としては、かなり前に読んだので、うろ覚えですが、当時出版されていたものよりも、感情描写が細やかになっており、登場人物達の感情や生き様がひしひしと伝わってくるような印象です。まあ、私が歳を取っただけかもしれませんが。2009/08/04