内容説明
金髪で派手な家政夫・兵藤香澄が派遣されたのは謎めいた有名ホラーミステリー作家・神堂風威の家だった。香澄は、偏食が多く不健康な神堂に生活改善を徹底断行。何もできない神堂の世話をするうち、香澄は庇護欲以上の感情を抱くようになる。雇い主に恋するなんて…戸惑い、神堂から遠ざかろうとする香澄だが…。商業誌未発表短編も同時収録。
著者等紹介
崎谷はるひ[サキヤハルヒ]
1971年3月16日九州出身・神奈川在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たかはし
28
10回目近い再読。はるひんって、私にとっては博打作家。大外れか大当たりで真ん中がないルーレットな存在。でもこれははるひんの中でもTOP3の超お気に入り本!ちなみに少年人形、きみシリーズ、不埒なモンタージュが上位三作なのだけど、共通点【いかにもなかわい子ちゃん受け】ウン、そうなの。ちんまりしてて幼児性のある受けが大好きなんだ、私。なわけでこっち系のはるひんは確実にドツボで鼻血吹き出しそうになるw攻めの受け溺愛っぷりもモロ好みで万歳三唱。エロすぎる先生と「かわいい」を連呼する香澄が本当やばいわ…めっちゃ好き…2014/07/28
ももちゃん
14
世話焼き年下包容力スパダリな家政夫攻め。素晴らしかった、、、受けの神堂は2歳年上の作家様。引きこもり生活能力ゼロ&人見知りでダメダメだったけど天然素直で激かわ癒された♡ 2019/02/10
とすたん
11
小説家の受けさんがものすごく箱入りな27歳。本文でハウスキーパーの攻めもつぶやいてますが、ホント見た目は大事だと思った。この箱入りっぷりも儚げな受けちゃんのビジュアルだから許せるんだよなあ。鎌倉風景もあいまって、楽しく読めた。続編あるんですね。さがしてみよう。2015/03/21
tera。
11
再読。家事スキルの高い男の人が好き‥ま、ここまで高くなくてもいいんだけど。崎谷さんの作品には『犯罪じゃん』ってのが登場する確率が高いけど、基本三人しか出てこないからかな、人柄に問題無く安心して読めて良かった。2013/09/22
那義乱丸
10
新刊が出たので積読から引っ張り出し。受を餌付けするお世話焼きの攻というのは好物なんだけど、この作品は萌えには繋がらず。性別受が苦手なので、27歳にも男にも思えない受に違和感があって、なかなか物語に入り込めなかった。IQが高すぎるゆえの孤独な生い立ちを知れば、精神的に未発達なのは理解できるし、可愛いといえば可愛いのだけど(笑)前半、神堂に対しての庇護欲が保護者的なものか否か、自身の気持ちをうすうすは察しつつも揺らぐ香澄の心情や、後半、無自覚な神堂に煽られてる様子が微笑ましかった。もっと振り回されるといいよw2012/04/14