内容説明
高校2年の里中佳弥にとって窪塚元就は、幼い頃から一番大好きな人だ。しかし刑事を辞め私立探偵になった元就に佳弥は素直になれない。ある日、佳弥はストーカーに狙われていることを知る。元就が傍にいるのは仕事だから―そう思った佳弥は元就を拒絶。元就への想いに苦しむ佳弥にストーカーが迫り!?初期作品と商業誌未発表の続編を大幅加筆修正で同時収録。
著者等紹介
崎谷はるひ[サキヤハルヒ]
1971年3月16日生まれ。九州出身。神奈川在住
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りんご☆
14
読了2016/10/30
Melon Matsuda
9
結構ページ数があった。犯人とかすぐわかるようになってて、そこは重要じゃないんだろうなと思いつつ、犯人の気持ち悪さが際立ってると思った。攻めはまぁまぁ萌えキャラでしたけれども、受けが可愛すぎて萌えない……可愛いのは好きなんだけれども、もっと男らしい感じなのに可愛いとか、Hもそんなに積極的でなくていいよぉ~!ってなった。崎谷さんだからエロは濃いめだよね。あとは少々キャラの性格が極端かなぁとも思った。攻めのお父さんがいかにも警官って感じで残念に描かれてるのが気になった。まぁ、さら~って感じで読めましたかね。2019/01/14
烏
9
面白かったー。多感な年頃だから仕方ないのかもしれないけど、佳弥の出口のないぐるぐる思考が若干めんどくさいw高2にしては素直で擦れてなくて幸せな家庭で大切に育てられたのが滲み出てる。鶴田が犯人なのは明白なんだけどとにかく気持ち悪い。まあ元就も一歩間違えたら犯罪者だけどw佳弥と相思相愛じゃなかったらヤバい。隣家に生まれた子を弟のように可愛がるだけならよかったのに、情のベクトルが恋情に向かっちゃうってのは…う…うんw全てを把握しているだろうに素知らぬ顔で揺さぶりをかけてくる梨紗。恐るべしwさあ続編読もー♡2018/02/24
晴久
6
BL小説。しんどかったー…。崎谷先生は、全著作集めるほど大好きなんですが、この本は本当にしんどかった。受けを付け狙う気持ち悪い男が、本当に群を抜いて気持ち悪くて。あと自分自身のトラウマも刺激されてしまい、読了まで時間がかかってしまいました。攻め、探偵なんだから盗撮の可能性は念頭に入れて。私だったら激怒する。ブラインド下りてない部屋でそもそも始めないけど。二人とも危機意識持って。崎谷先生の小説は、とても美味で濃厚なケーキのようで、でも1個以上食べたら胸やけするくらい濃厚なので注意が必要です。2019/10/25
わたる
3
年齢差もので受けに押される攻めが読みたくて。最後までよんだけど、求めるものとちょっと違ったかな。穏やかな作品かと思ったらストーカーやら事件やらで慌ただしく… 行為の際に強気というか粗野?な受けがやたらかわいらしくなっちゃってて残念。なんも求めず読めば楽しかったかも。それにしても島田さんやら牧田くんやら、実にいい脇役揃ってますね!スピンほしいw2014/05/04