内容説明
夜にズキズキ痛む、服を着るのもつらい―それ、単なる「年のせい」ではありません。正しく知れば、もう痛みに振り回されない。“しったか療法”はケガのもと!原因、症状、進行度合いで適切な対処は異なる。予防法、効果的なエクササイズから、根治を目指す治療法までを、肩の専門医が解説。
目次
第1章 3割以上が肩の悩みを抱える現代人 聞きかじりの“しったか療法”に要注意!(「五十肩」と「肩こり」はまったくの別物;マッサージが痛みを悪化させる?「しったか療法」のリスク ほか)
第2章 日常的に動かすからこそ、痛みやすい 知っておきたい肩関節のしくみと役割(「肩」の構造の特徴;「肩」の安定化に大切な関節包、インナーマッスル ほか)
第3章 肩が痛い!動かせない!誰にでも起こる「五十肩」の正体(「五十肩」の正体とは?;五十肩という分かりにくい病名 ほか)
第4章 専門医による適切な診断と治療で根治を目指す正しい五十肩治療(現状の肩治療について;大学病院、一般病院、クリニック、整骨院の使い分け ほか)
第5章 無理せずこつこつ取り組むのがコツ 五十肩の進行度合いに合わせて行うエクササイズ(まずは負荷の少ないエクササイズを;エクササイズを始める前に ほか)
著者等紹介
飯島裕生[イイジマユウキ]
1978年生まれ。埼玉県春日部市出身。幼少期からサッカーに親しみ、中学・高校・大学でもサッカー部に所属。高校時代の友人の影響で医学の道を志すようになる。山形大学医学部を卒業後、自治医科大学さいたま医療センターで初期研修を経て、整形外科を専攻。整形外科専門医を取得し、2014年に自治医科大学大学院を修了。その後に船橋整形外科病院で肩肘治療の最前線を学び、肩関節、肘関節の治療を専門にスポーツ整形外科の道へ進む。自治医科大学整形外科講師として診療、研究、学生教育に携わったのち、石橋総合病院に勤務。2025年に栃木県下野市に「とちぎスポーツ整形外科クリニック」を開業。スポーツ整形外科の知識を活かして、地域医療とスポーツ医療の融合を目指して整形外科の治療と予防に力を入れている。日本整形外科学会専門医、医学博士、日本スポーツ協会公認スポーツドクター、NPO法人野球医療サポート栃木理事、栃木県サッカー協会医事委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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